「中日の小笠原慎之介はメッツが狙うべき5人の投手の一人」米メッツ専門メディアが注目報道…2年1200万ドル(約18億5000万円)の評価予想も
巨人からFAでメジャー挑戦を表明している菅野と比較して、小笠原の立ち位置を説明。さらにメッツが狙うべき理由をこう付け加えた。
「この日本人左腕は、27歳という若さで、すでにNPBで9年間の経験があり、951回1/3を投げて平均防御率3.62を記録している。小笠原はハードスローの投手ではないので、空振りの三振や見逃しの三振は生み出さないが、今季の四球率はわずか3.7%というエリートコマンド(正確な制球力)を持っており、今永昇太と似たプロフィールで(身長は)小さいがマウンドの支配力レベルはある。小笠原は、今永のリサイクルショップ版と見なされることもあるが、実際には、彼の正確な制球力のレベルと対戦相手の打ち損じを誘発する能力により、今永よりもはるかに少ない金額と期間の契約を背負うためには理想的な候補者だ」
同サイトは、5人の獲得候補の1位にレンジャーズのネイサン・イオバルディ、2位、3位は、ショーン・マナエアとルイス・セベリーノの両投手との再契約、4位にドジャースのウォーカー・ビューラーの名前をあげている。
前出の「トレード・ルーマーズ」は「一部のチームは今季の三振率の低下を理由に獲得を敬遠するかもしれない。三振率が13~14%の投手が大きな契約を得た例はない。ただ小笠原の若さと実績を評価して、4人目の先発投手として考えている球団があっても驚くことではない。2年または3年の契約がふさわしく感じる」とした上で、小笠原の獲得に興味を抱く可能性のあるチームとしてアスレチックス、ホワイトソックス、エンゼルス、ツインズ、レンジャーズ、ブリュワーズ、パドレス、カージナルスの8球団を列挙している。
同サイトは「エリック・フェディのような掘り出し物を獲得するチャンスだと感じるかも」とも付け加えた。
フェディは、2023年に韓国で1年プレーした後、オフにホワイトソックスと2年1500万ドル(約23億円)で契約、今季はデッドライントレードでカージナルスに移籍して、シーズントータルで防御率3.30、9勝9敗という年俸に見合う成績を残した。
小笠原のメジャー挑戦の夢は叶うのか。スタートしているGM会議の行方に注目が集まる。