ドジャースが佐々木朗希の移籍先大本命とされる8つの理由…「優れた選手育成と6人ローテーの投手起用計画」…米メディアが指摘
4つ目が「優れた選手育成と投手の起用計画で名声を持つ」という部分。ここは、ロッテの吉井監督が「未完成な部分は正直、まだまだありますが、アメリカで自身を磨き、さらにレベルアップすることもできるのではないかとも考えます」と語った今の佐々木にマッチする。ドジャースで今季11勝5敗、防御率3.53の成績を残したギャビン・ストーンはマイナー組織から育成された生え抜き右腕。
しかも、同サイトは5つ目の理由として「日本の1週間に1度の先発に近い形となる6人ローテーションを来年起用することに興味を示す言及」をあげた。
今季のドジャースは、山本が右肩腱板損傷で6月から9月まで戦列を離れ、クレイトン・カーショー、タイラー・グラスノー、ストーンらも故障でポストシーズンに登板できなかった。相次ぐ故障者対策として来季は、日本流に6人のローテー投手を用意して中6日で回すプランが検討されていることをゴメスGMが明かしている。ロッテ時代に一度も規定投球回数をクリアできず、今季も約2か月戦列を離れ、18試合にしか登板できないなど肉体に不安を持つ佐々木にとっては理想のプランだろう。
そして6つ目、7つ目の理由を「日本の視聴者にとって最も好まれる(試合)時間帯に行われる」、「ロサンゼルスは米国大陸で最も日本人の人口が多い」とした。
ドジャースのナイターゲームの開始時間は午後7時が多く、日本の午前11時で、早朝ではないため比較的テレビでの視聴は難しくない。またロサンゼルスは日系人が多く日本人選手が受け入れられやすい。
そして最後の理由として同サイトは「大谷の動かざる名声と野茂英雄の草分けとしての過去の成功によってあらゆるチームの中で最も高い人気を日本で誇る」と記した。日本人のメジャーリーガーのパイオニア、野茂英雄氏が1985年に最初にユニホームを着たのがドジャース。以後、石井一久、斎藤隆、黒田博樹、前田健太ら、大谷、山本を含めれば、過去に11人の日本人メジャーリーガーがドジャースでプレーしている。
同サイトは「その他のMLBチームにも日本選手が所属したことがあり、獲得競争に参加できる力があるが、ドジャース以上に当てはまるものを示すことは難しい」とまとめた。だが、一方で「佐々木は大谷や山本の陰でプレーすることに興味がないかもしれず、もしかすると別のチームを選ぶだけの何かいくつかの理由を持っているかもしれない」とドジャース以外の可能性があることも否定しなかった。
ドジャース以外の可能性を示した米メディアもある。