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ジェシー・ロドリゲスが3回TKO勝利で日本でもお馴染みのゲバラを沈めてWBCベルトを統一した(写真・マッチルームの公式Xより)
ジェシー・ロドリゲスが3回TKO勝利で日本でもお馴染みのゲバラを沈めてWBCベルトを統一した(写真・マッチルームの公式Xより)

軽量級“新怪物”ロドリゲスが3回衝撃TKO勝利でWBC王座統一…注目の次戦はロマゴンか?王座復帰した時の井岡か…将来的には中谷潤人と井上尚弥の好敵手に

 

 ロドリゲスを帝拳と共に共同プロモートしているマッチルームのエディ・ハーン代表も、嬉しそうにリングに上がってインタビューを応じた。
「アーティストの仕事ぶりだった。この若者は24歳だ。並外れた才能だ。彼は、この国のボクシングの未来、世界中のボクシングの未来について語っている。彼は、現在パウンド・フォー・パウンドの5位。(1位にランクされているヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル)ウシクは素晴らしい。(元2階級4団体統一王者で現WBA世界スーパーウェルター級王者のテレンス)クロフォードも素晴らしい。だが、井上尚弥を私は(上位)リストから外す。この男(ロドリゲス)はパウンド・フォー・パウンドで3位にいると思う」
 リング誌の現在のパウンド・フォー・パウンドランキングでロドリゲスよりも上にいる井上尚弥をバムが追い抜いたと勝手なコメントを残した。
 そして「リヤド・シーズンに向かう時だと思う。彼をあのメガファイトに連れていきたい」と続けた。リヤド・シーズンとは、サウジアラビアが、国家事業として進めているエンターテイメント事業でボクシング興行がその目玉となっている。
 井上尚弥と大橋秀行会長は、先日、サウジアラビアをプライベートジェットで電撃訪問して、トゥルキ・アルシェイク長官と会談し、数十億円規模とみられるスポンサー契約を結んだ。すでにリヤド・シーズンと契約を結び多くのボクサーを送り込んでいるマッチルームは、ロドリゲスをそこへ登場させようと目論んでいる。
 そしてハーン代表は気になる次戦について「スーパーフライ級での統一戦を見たい」との方向性を示した。
 ロドリゲスも「次は統一戦だ。準備はできている」と明言した。
 現在の他団体王者は、WBAが7月に井岡との統一戦でベルトを奪ったマルティネス、WBOが10月の2日間7大世界戦の中で王者の田中恒成(畑中)に判定勝利したプメレレ・カフ(南アフリカ)。IBFはマルティネスが王座を剥奪されたため空位となっている。バムがターゲットとするのはWBAのベルトだ。
 マルティネスは、大晦日に日本で井岡と再戦する方向で交渉が進んでいる。ロドリゲスはその試合を来日して観戦する予定で、井岡も7月の統一戦に敗戦する前にはバムとの最強決定戦を熱望していた。もし井岡が王座に返り咲けば、井岡vsバムのビッグファイトが見られるかもしれない。

 

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