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ジェシー・ロドリゲスが3回TKO勝利で日本でもお馴染みのゲバラを沈めてWBCベルトを統一した(写真・マッチルームの公式Xより)
ジェシー・ロドリゲスが3回TKO勝利で日本でもお馴染みのゲバラを沈めてWBCベルトを統一した(写真・マッチルームの公式Xより)

軽量級“新怪物”ロドリゲスが3回衝撃TKO勝利でWBC王座統一…注目の次戦はロマゴンか?王座復帰した時の井岡か…将来的には中谷潤人と井上尚弥の好敵手に

 

 もし統一戦が実現しなかった場合の有力候補は、ロマゴンだ。56戦52勝(42KO)4敗の脅威のKO率を誇る元4階級制覇王者。エストラーダとは3度戦ったレジェンドで、現在WBC、WBA、WBOの3団体でランキング1位となっている。
 ハーン代表が言う。
「もし統一戦ができなければ、チョコラティート(ロマゴン)との試合になると思う。彼は歴代最強のボクサーの一人だ。彼は大きなチャレンジを望んでいる。その逆(ロドリゲスにとっても)そうだ。彼らには、大金を稼がせ、観客とファンには素晴らしい試合を提供しよう」
 ロドリゲスもその構想に同意している。
「もし統一戦ができなければ、その試合だ」
 だが、ロマゴンの名前を出した途端、場内にはブーイングが起きた。
「なぜダメなのか?それは凄い試合になるよ」
 ロドリゲスは、そう呼びかけたが、ファンが求めるのは、37歳となったロマゴンとの戦いではない。米専門サイト「ボクシングニュース24」はこう解説している。
「おそらく一部のファンはゴンサレスがもう年老いていると感じてブーイングがあった。彼らは24歳のバムのような若いファイターがゴンサレスのキャリアを終わらせることを望んでいない。すでにバムは、過去2年間の最近の試合で年老いたファイターを倒している」
 そう解説した上で期待される対戦カードをこう明かした。
「ファンはバムが118パウンド(53.52キロ、バンタム級)まで階級を上げて中谷潤人と対戦するか、122パウンド(55.34キロ、スーパーバンタム級)まで上げて誰もが認めるチャンピオンの井上尚弥と対戦することを求めている。バムは今夜も大きく見えた。彼は簡単に126パウンド(57.15キロ)のフェザー級で戦うことができる。彼の対戦相手より大きいサイズが軽量級で成功している理由のひとつだ」
 まだ肉体の成長過程にあるゴンサレスは、数年後に体重が合えば、井上尚弥との対戦を夢見ていることを明かしているが、バンタム級の中谷との対戦は、より実現性が高いだろう。
 日本が大好きでプライベートでも何度も来日しているロドリゲスだが、まだ日本のリングに登場したことはない。近い将来、“軽量級最強”のバムが日本のファイターと名勝負を繰り広げるかもしれない。

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