• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 佐々木朗希のメジャー挑戦「3つの懸念」を米誌が指摘…「速球の球速が低下した」…“令和の怪物”は2025年にどれだけ活躍できるのか?
メジャー挑戦が決まった千葉ロッテ佐々木朗希に残る懸念材料とは?(写真・黒田史夫)
メジャー挑戦が決まった千葉ロッテ佐々木朗希に残る懸念材料とは?(写真・黒田史夫)

佐々木朗希のメジャー挑戦「3つの懸念」を米誌が指摘…「速球の球速が低下した」…“令和の怪物”は2025年にどれだけ活躍できるのか?

 

⓵については速球の平均球速は2023年98.9 マイル(約159.2キロ)から2024年に96.9 マイル(約156キロ)に低下したことを示した。
 シカゴのスポーツ専門局『Marquee Sports Network』のアナリストであるランス・ブロズドウスキー氏も、平均球速が2023年の99マイル(約159.3キロ)から97.1マイル(約156.3キロ)に下がったとレポートしている。ただ縦のボールの伸び幅は、17インチ(約43センチ)、横の動きも12インチ(約30.5センチ)もある。縦の伸び幅が17インチあり、平均96マイル(約154.5キロ)以上を今季マークしたのは、ナショナルズのマッケンジー・ゴア、パドレスのシーズら6人しかおらず、横の動きが12インチあったのはフィリーズのクロ―ザーのジェフ・ホフマン一人だけだった。
 ②については、前述したようにフル回転したシーズンが一度もないことだ。過去最多イニングは、2022年の129イニング1/3で、昨年は脇腹を痛め、15試合、91イニングに留まっている。 
 ③についてはドジャースの山本由伸を例にあげた。山本はオリックス時代の昨年164イニングを投げて許した本塁打はわずか2本だったが、ドジャースに入団した今季は90イニングで7本塁打を許し、そのうち3本は、95.5マイル(153.7キロ)のフォーシームで、その被打率(.262)も平均以下だったという。
 佐々木の懸念を指摘しているのはスポイラだけではない。
 レッドソックスの専門メディア「オーバーザモンスター」も「怪我やストレートの速度低下が懸念される」と報じた。
「大きな怪我はしていないが1シーズンで130イニング以上を投げたことがない。2023年は、内腹斜筋の怪我と戦い91イニングに留まり、今季は111イニングを投げたが、チームが漠然と悪く“右腕の怪我”と呼んだもので欠場した」
 では、佐々木はメジャーで2025年から活躍ができるのか。
 前出のスポイラは「ローテーションのエースとして起用されるのか」の問いに「まだだ」とし「来季は150イニング以上は投げないはずだ」とした。

 

関連記事一覧