「韓国代表は暗黒時代にある」プレミア12で予選敗退の「屈辱」を母国メディアが猛烈批判…侍ジャパンと対照的に世代交代が進んでいない現状…敗因分析は?
「国際的に通用する先発投手の不足や、常に指摘されてきた打線の弱体化は今大会でも続いた。クァク・ビンを除いて先発投手は4イニング以上持たず、3試合で打率.455だったパク・ソンハンを除いて打線は一貫性を欠いた。2026年のWBCと2028年のロサンゼルスオリンピックへ向けて世代交代の真っ只中にある韓国の野球は再び深刻な問題を抱えている」とした。
「台北の惨劇」とグループリーグ敗退を伝えた「OSEN」が「決定的な敗因」としてあげたのは、克服できなかった「初戦のジンクス」だ。
2017年のWBCはグループリーグの初戦でイスラエルに敗れ、2023年のWBCでも同初戦で豪州に敗れている。韓国は、13日の初戦の台湾戦に万全の準備を整えるため、5日も前に台湾入りし、台湾のプロチームとの練習試合などを行い、現地の環境に順応するのに十分な時間を持ち、早い段階で台湾の先発が左腕のリン・ユーミンである情報を得て、その分析に多くの時間を費やした。
「若手選手で構成された代表チームの雰囲気は、明るく近年の国際大会の中でも最高と評価された」という。
「台湾打線はアンダースローに弱い」という分析の上、5年で総額107億ウォン(約12億円)の契約をKTウイズと結んだ“107億ウオンのサブマリン”のコ・ヨンピョを先発に抜擢したが、2回に2本の2ランを浴びるなど一気に6失点して主導権を台湾に渡した。
同メディアは「18日に豪州に勝ったとしても憂鬱な帰国になる。2026年のWBCと2028年のロス五輪に向けて世代交代が進むと言われているが、結果的に台湾に敗れたショックが悔しく響いた」と伝えた。
韓国「デイリースポーツ」は「先発投手の不振が痛かった」と敗因をそこに求めた。中継ぎに負担が回り、グルーブリーグ4連戦の中で、1試合平均5.75人の投手がマウンドに立ち、リュ・ジョンイル監督は「先発陣がすぐに崩れてしまうので、中継ぎに負担がかかり続けている」と訴えたという。
同メディアは「先発投手は大会が始まる前からチームの弱点だった」とし、ムン・ドンジュ、イ・ウィリ、ウォン・テインらのKBOリーグを代表する若手の先発投手の欠場を指摘した。そのためチームは14人のロースターの大部分を中継ぎ投手で固め、先発投手はクァク・ビン、コ・ヨンピョ、イム・チャンギュの3人だけ。「先発の弱点を強固なブルペンで克服する計画だったが、予想外の先発投手の不振が続いたため、序盤の失点が影響するパターンが繰り返された」と分析した。
同メディアは、「日本の投手陣は、現在世代交代が進んでいる」と、高橋や才木、早川ら若手の先発陣が揃う日本と比較した。