菅野智之に“大谷翔平ロス”のエンゼルスが興味…米敏腕記者情報…「メジャー通算79勝の黒田博樹に重なる」
10年連続でポストシーズン進出を逃して「ローテー強化が切実な問題」のエンゼルスは、すでに今オフにカブスの34歳のベテラン右腕カイル・ヘンドリックスと1年250万ドル(約3億8700万円)を獲得したが、先発ローテーで固まっているのは、彼を含めてタイラー・アンダーソンとホセ・ソリアーノの3人だけ。ローテー入りを期待されているリード・デトマーズ、ジャック・コハノビッチ、ケイデン・ダナらの若手は、それぞれ課題を抱えており、実績のある菅野は格好のターゲット。
加えてエンゼルスのオーナーであるアルテ・モレノ氏には「先発投手の長期契約、あるいは、あらゆる種類の複数年契約を避けてきた」との傾向がある。2年前のオフにアンダーソンと3年3900万ドル(約60億円)の複数年契約を結んだが、これは2011年12月にC.J.ウィルソンと5年7750万ドル(約120億円)の大型契約でサインして以来となる異例の契約。「すでに35歳の菅野とは長期的な契約を結ぶ可能性は低い」ため、1年あるいは2年契約で合意できそうな菅野がエンゼルスのチーム方針にもピッタリ当てはまるという。
同サイトは、独自のフリーエージェントランキングを発表した際に菅野の契約金を1年1200万ドル(約18億5700万円)と予想している。
優勝争いのできないチームに愛想をつかされて大谷にFAで出ていかれたエンゼルスは、10年に及ぶ低迷に危機感を抱いている。“大谷ロス”で多くの日本のスポンサーや日本人のファンも離れた。
このオフには積極的な補強に動いている。ヘンドリックスに加え、ブレーブスとのトレードで強打のホルヘ・ソレアを獲得し、FAで同じくブレーブスの捕手トラビス・ダーノーを2年1200万ドル(約18億5700万円)、ダイヤモンドバックスの遊撃手ケビン・ニューマンを1年275万ドル(約4億2000万円)で獲得した。
同サイトは「大型契約を結んだわけではないが、モレノ氏とペリー・ミナシアンGMが示したように、来シーズンにチームがプレーオフ候補に浮上することを期待してロースターの追加を目指していることを示している」と分析した。
オフの補強の目玉として菅野に白羽の矢が立つのは必然なのだろう。
菅野には、エンゼルス以外にもパドレス、レンジャーズ、ブリュワーズ、メッツらも興味を示していると見られている。果たして菅野は、来季どのチームのユニホームを着ているのだろうか。