「侮辱するな!」一部球団が佐々木朗希のドジャースとの密約の疑いをMLBコミッションに抗議…代理人は疑惑を全面否定して怒りのコメント!
また同サイトは、「米国外の国際アマチュア選手との密約は禁じられているにもかかわらず中南米から来る選手については常に発生している」とし、今年の3月にMLB機構が、中国、韓国、日本、メキシコの4か国のプロ野球球団と、メジャー球団の間による『非公式な労働協定』、つまり業務提携を禁じた理由には、これらを防止する目的であったことを説明した。
横浜DeNAは、ダイヤモンドバックス、日ハムはレンジャーズと業務提携を結び、キャンプでの臨時コーチの招聘などを行っていたが、今年3月に提携を解消していた。この業務提携禁止について、改めてマンフレッド氏は、「情報交換は完全に許されたものだ。こうした協定で出てくる懸念は、米国の球団が選手たちに優先的に接触でき、それが多くの選手にまで広がることだ。そして我々は常にそれを許さないように細心の注意を払ってきた」と説明している
そしてこのマンフレッド氏のメディアへの発言後に呼応するかのように怒りの声をあげたのが、佐々木の代理人のウルフ氏だ。
同サイトによると「私を良く知り、私とビジネスを多くしてきた多数の(球団)幹部たちが、不正な合意のようなもの(ドジャースとの密約)に私が関わっていると、ほのめかすことで、私の誠実さを侮辱している。これは実にスポーツマンシップに欠いた行為だ」とコメントした。
ウルフ氏は、ダルビッシュ有、山本由伸らの代理人も務めている。
同氏は、具体的に「どの球団の誰」とは、示さなかったが、ドジャースとの密約説をメディアにリークしている複数の球団関係者に怒りの声をあげると共に、密約疑惑を完全否定した。
一方で元レッズ、ナショナルズのGMでMLBアナリストのジム・ボウデン氏が、「85%の確率でドジャース以外の球団と契約するだろう」との見通しを伝えるなど、まだ佐々木が正式なポスティング申請を行っていないというのに、あらゆる情報が錯綜している。
ポスティング申請の締め切りは12月15日で、各球団にそれが通知されてから45日間が交渉期間。マンフレッドコミッショナーが明かしたように、佐々木の正式なポスティング申請は、その締め切りの最終日になりそうだ。