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米国ロスで会見を行ったライアン・ガルシア(左)と安保瑠輝也(RIZIN FF)
米国ロスで会見を行ったライアン・ガルシア(左)と安保瑠輝也(RIZIN FF)

RIZIN大晦日の超問題児ライアン・ガルシアvs安保瑠輝也は開催か中止か?あのレジェンドが「必要なサインが得られていない。このイベントは開催されない」と“待った”!

 

「ゴールデンボーイプロモーションズは、ライアン・ガルシアの試合の独占権を持っている。このイベントの主催者(RIZIN&FANMIO)はそのことを認め、このイベントを開催するには当社のサインが必要であることに書面で同意している。そのサインを得られていないため、今日現在、ライアン・ガルシアのイベントは開催されない」
 デラホーヤ氏は、パッキャオらと名勝負を繰り広げた元6階級制覇王者のレジェンド。引退後にプロモーター業に転向し、数多くの有力ボクサーを抱えている。
 榊原信行CEOは「ゴールデンプロモーションとも話をしている」と語っていたがデラホーヤ氏が、ここまでハッキリと表明する以上、ゴールデンボーイプロモーションズとの正式な契約書にまだサインをしていない可能性はある。だが一方で、これはボクシングの公式戦ではなく、出場停止中に行われるエキシビションマッチ。ゴールデンボーイプロモーションズとの独占契約が、こういう異色マッチにまで及ぶかどうかという法律上の問題もあるだろう。
 複数のボクシング関係者は、「これはボクシング界“あるある”ですよ。ここまで大々的に会見を行い、すでにPPVまで発売しているのに、RIZINや配信会社がゴールデンボーイプロモーションズを無視するわけがない。より取り分を大きくするための駆け引きでしょう」という見方をしている。
 米ボクシング専門メディアの「ボクシングニュース24」も「ライアン·ガルシア対ゴールデンボーイ…権力闘争が安保のイベントを脅かす」という見出しを取った記事の中で、この声明の狙いを分析した。
 Xのフォロワーが100万人を超えるインフルエンサーのライアンが、顔を手で覆う「困った」絵文字をひとつ投稿しただけで、沈黙を守っていることを問題視した。
「これは彼のフラストレーションを示しているが、ライアンが必要な承認を得ることができ、このイベントを進行できるかどうかはまだ不明だ。FANMIOがゴールデンボーイから必要な承認を得ることができるかどうかについては(色んな)憶測がある。ライアンは通常頻繁にXに投稿するが、彼は何も言っていない」
 ライアンの沈黙が物事の深刻さを物語っているというのだ。
 同サイトは、さらにデラホーヤ氏がクレームをつけた理由をこう解説した。

 

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