パッキャオは7月にRIZINのリングで安保と対戦してドローに終わっていた(RIZIN FF)
「パッキャオは50歳まで戦う可能性がある」RIZINでの安保瑠輝也戦がドローに終わり評価急落“レジェント”のWBC世界王者への挑戦計画をプロモーターが明かす…「安保戦は準備不足」
パッキャオは、2021年8月のヨルデニス・ウガス(キューバ)とのWBA世界ウエルター級統一戦を最後に“引退”したが、安保戦をウォーミングアップに水面下では9月にWBC世界ウェルター級王者のバリオスへ挑戦するという本格的な復帰戦が進行していた。ギボンズ氏は、安保戦の試合後に「バリオス戦を戦うためには完璧な試合だった」とパッキャオに伝えたという。
しかし、安保戦があまりにも不甲斐ない内容だったがために、主催予定者に商品価値がないとみなされ、バリオスとの世界戦プランは白紙に戻った。
バリオスは、11月15日にタイソンvsポールの前座で、アベル・ラモス(米国)と対戦して、倒し倒されの激戦の末、辛くもドロー防衛している。
「いらない邪魔が入って実現しなかったが、あの試合(バリオス戦)はまだ可能性がある。(来年の)6月か7月か8月に実現するかもしれない」
ギボンズ氏はバリオスへの挑戦話を再び仕掛ける考えを明かした。ただバリオスには、23戦無敗で同級2位のコナー・ベン(英国)が対戦オファーを出しており、商品価値の下がった46歳のレジェンドにチャンスが巡ってくるかどうかは、不透明だ。英メディアのトークスポーツなどは、プロモーターの話として「あの安保戦とのエキシビションでパッキャオは終わったということを示したはずだったが…」との厳しい意見を掲載している。
58歳のタイソンが、リングに上がったことを考えれば、パッキャオが50歳まで戦っても不思議ではないが、全盛期を知るオールドファンは、もうこれ以上、晩節を汚すレジェンドの姿は見たくないのかもしれない。
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