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井上尚弥に挑戦状を叩きつけた五輪2連覇で前WBO世界フェザー級王者のロペイシ・ラミレス(写真・山口裕朗)
井上尚弥に挑戦状を叩きつけた五輪2連覇で前WBO世界フェザー級王者のロペイシ・ラミレス(写真・山口裕朗)

「私なら井上尚弥の歴史を終わらせることができる」王座奪回を目指す2大会連続五輪金メダリストの前WBO世界フェザー級王者のロベイシ・ラミレスが挑戦状

 

 ラミレスはキューバ代表として2012年のロンドン五輪のフライ級、2016年のリオ五輪のバンタム級で2大会続けて金メダルを獲得したオリンピアン。リオ五輪では、井上に執拗な対戦要求を突き付けている元WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、現WBC世界ライト級王者のシャクール・スティーブンソン(米国)を下している。
 またラミレスは、フェザー級で井上を蹴散らして4団体を統一した後にスーパーフェザー級、ライト級まで階級を上げたい意向を持っており「3階級制覇のチャンピオンになることは私の歴史とストーリーをさらに深めることになる」とも語った。
 ただ井上のフェザー級転級を心待ちにしているのはラミレスだけではない。
 屈辱を味わったフルトンは、来年2月1日にWBC世界フェザー級王者のブライトン・フィゲロア(米国)のベルトに挑戦する予定でフェザー級でのリベンジ戦を求めている。またフィゲロアも井上への対戦エールを送っている。
 サウジアラビアの国家事業イベントである「リヤドシーズン」と30億円の大型契約を結んだ井上との対戦は軽量級では異例のビッグマネーが動くゆえのラブコール。そして誰もが、パウンド・フォー・パウンドのモンスターと拳を交え、最強の称号を手にすることを夢見ているのである。
 この日、公開練習を行った井上は「2年、3年後は想像はできない。ひとつひとつ結果を出した先に満足できる場所にいれたらいい」と口にした。2025年、そして2026年にもファン、そして何より井上自身がワクワクするようなファイトが待ち受けていることだけは間違いない。

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