「フロントの正式説明を求む…」一部サポの白紙撤回要求も通らずアビスパ福岡新監督に金明輝氏が正式就任発表でSNSが大荒れ
前例のない騒動に対して沈黙を貫いていた福岡は、11月8日にようやくクラブ公式HPと同Xを更新。福岡の川森敬史会長、結城耕造社長両名で発表された声明では、問い合わせなどが殺到していたクラブのスポンサー企業への謝罪の言葉が綴られたものの、金氏の名前を含めて、一部報道に対しては言及されていなかった。
「現在、来季に向けた様々な準備を進めておりますが、現時点ではクラブから公式に発表している情報はございません。(中略)来季の監督人事に関しましてはシーズン終了後、準備が整い次第、公式サイト等を通じて発表させていただく予定ですので、スポンサー企業の皆様への個別の連絡等はお控えいただけますようお願い申し上げます」
声明で上記のように訴えていた福岡は、実際に金新監督の就任を正式発表したリリースのなかで、クラブとしての考え方や招聘にいたった経緯について何も言及していない。冒頭部分でごく簡潔に、次のように触れただけとなっている。
「新体制のもと、クラブのさらなる成長と飛躍を目指してまいります。新たな挑戦に向けて、引き続き、皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします」
現状で金新監督だけが批判の矢面に立たされている状況を含めて、福岡のクラブ公式Xのコメント欄はファン・サポーターの批判が再び殺到している。
「アピスパはパワハラ容認クラブということで!」
「応援するコメントをしてる人は正気なのか?」
「フロントは何かしらの正式表明をお願いします。内容よりスピードだと思います」
「こんなにも落ち込むリリースは25年以上応援してきて初めてだよ」
「来シーズンについては一旦アビスパと距離を置こうと思う」
「他クラブとはいえ、これは同情する」
「この程度のコンプライアンスのリーグだと見られかねない行為」
もちろん「決まった以上は応援する」や「結果がすべて。楽しませてください」といった、ポジティブなコメントも少なくない。それでも、本来ならば新シーズンへ向けた期待感の一色で染まるはずの新体制のスタートを巡って、ファン・サポーターから賛否両論が巻き起こっている状況そのものが尋常ではない。
加えて、ウルトラオブリを含めて、金氏招聘の白紙撤回を求めてきた福岡のサポーター団体は、日付が14日に変わった時点でも新たな声明を発表していない。今後の動向次第では、騒動にさらなる拍車がかかる可能性も出てきた。