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優勝した昨年のWBCで佐々木朗希は師と仰ぐダルビッシュ有と並んで戦況を見守った(写真:CTK Photo/アフロ)
優勝した昨年のWBCで佐々木朗希は師と仰ぐダルビッシュ有と並んで戦況を見守った(写真:CTK Photo/アフロ)

「頼まれれば喜んでパドレスとの交渉に加わる」佐々木朗希の争奪戦にダルビッシュが静観の大谷翔平とは対照的に“出馬宣言”…タイガースとガーディアンズも参戦

 ポスティングを正式申請した元千葉ロッテの佐々木朗希(23)の争奪戦にパドレスのダルビッシュ有(38)が出馬する可能性があることを明かした。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が報じたもの。本命視されているドジャースの大谷翔平(30)とは対照的な協力姿勢だ。また代理人のジョエル・ウルフ氏が小規模市場の球団にも可能性があることを示唆したことからタイガース、ガーディアンズが参戦することもMLB公式サイトや地元メディアに報じられた。佐々木の決断は来年1月15日以降になるが、早くも争奪戦が激化してきた。

 「サンディエゴに来てくれれば私にとっても素晴らしいこと」

 ついに“ラスボス”が動く。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は、佐々木争奪戦の中で「ドジャースに次いでパドレスは2番手の位置にいる」とした上で、ダルビッシュが発したコメントを紹介した。
「もしサンディエゴに来てくれればいいことだと思います。個人的にそれが実現すれば、私にとっても素晴らしいこと。でもどうなるかは様子を見て見ましょう』
 ダルビッシュは、この日、サンディエゴの大手スーパー「ウオルマート」で地元の小学校の生徒たちのホリデーギフトのショッピングを手伝う球団イベントに参加。その後、通訳を通じて取材に応じたという。
 同サイトによると、複数の球団関係者が「ダルビッシュが佐々木を説得する球団の計画に全面的な力となる」と明かしているが、ダルビッシュ自身は影響力については否定的だったという。
「私ができることは多くないと思います。彼は自分が何を望んでいるか分かっていて、自分で決断を下すでしょうし、いくつかのミーティングを行うのも確かでしょう。それで各球団がどのようなものかを知る機会となるでしょう。彼が決断を下すでしょうし、我々はそれを尊重するでしょう」
 それでもダルビッシュは交渉に同席する考えがあることを示した。
「もし機会があって、ミーティングに参加するよう求められれば、私はオフシーズンの間はサンディエゴにいます。だからもし時間があって、彼らがミーティングに私が加わることを望めば喜んでそうします」
 佐々木は来週、南カリフォルニアの各球団から交渉をスタートするという。
 大本命と目されるドジャースの大谷が「特に勧誘ということはない。(山本)由伸もそうだったが、シーズン中も特に関係なく、全員去年(一緒にWBCで)プレーした選手とは連絡を取ったりしている。本当に友達の一人として自然に話をしている。彼の意見を尊重している。どこのチームを選んでも、彼なら素晴らしい成績を残せると思う」と静観しているのとは対照的だ。
 ダルビッシュと佐々木が初めて出会ったのは、昨年のWBCに向けて行われた宮崎合宿。佐々木は“質問魔”となってダルビッシュとの親交を深め、優勝への戦いの中で、さらに“師弟”と呼べるほど堅い信頼関係を構築するようになった。

 

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