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優勝した昨年のWBCで佐々木朗希は師と仰ぐダルビッシュ有と並んで戦況を見守った(写真:CTK Photo/アフロ)
優勝した昨年のWBCで佐々木朗希は師と仰ぐダルビッシュ有と並んで戦況を見守った(写真:CTK Photo/アフロ)

「頼まれれば喜んでパドレスとの交渉に加わる」佐々木朗希の争奪戦にダルビッシュが静観の大谷翔平とは対照的に“出馬宣言”…タイガースとガーディアンズも参戦

 

 同サイトは「タイガースの日本選手との歴史は限られたものとなっている」とし、昨年オフに前田健太と2年契約で合意したのが、2000年の野茂英雄、木田優夫以来となる日本選手で、田澤純一ともマイナー契約を結んだことがあることを紹介した。ただ「前田の代理人はスコット・ボラスで佐々木はウルフ。両者に個人的な関係は見られていない」とし、ウルフ氏の「(佐々木と)前田との関係は特に知らない。これまで一緒にプレーしたことはないので、直接のコミュニケーションがあったのかはわからない。彼はそのことについて私に言及したことはない」とのネガティブなコメントを付け加えた。
 それでも「ドジャースが最有力とされてきた中でデトロイトが移籍先になりそうな理由はある」とし「タイガースが最近になって作り上げてきた投手育成の文化」と「デトロイトが両海岸の大都市よりもスポットライトの幾分少ない中規模市場のチームにあること」の2点を強調した。またタイガースの国際ボーナスプール金の755万5500ドル(約11億6300万円)は、アスレチックス、レッズ、マーリンズ、ブルワーズ、マリナーズ、レイズと並んで最も高いことも記した。
 ガーディアンズの参戦を報じたのは、地元メディアのクリーブランド・ドットコムだ。同メディアは、クリス・アントネッティ編成本部長の「小さな市場の球団には(ウルフ氏の発言は)良いこと。クリーブランドは小さな市場にあるチームだ。我々は内陸にあるが、中規模市場のチームでもない。球団に有能な選手を持ってこれるチャンスがあるのであれば、それを追う」との発言を伝えた。
 同メディアは、「ガーディアンズは日本選手が過去に多くプレーしてきた豊かな伝統はないが、勝つことと投手の育成では評判がいい」とした。
 ガーディアンズは、今季ア・リーグの中地区で優勝。プレーオフでは地区シリーズでタイガースを下したが、リーグチャンピオンシップシリーズでヤンキースに1勝4敗で敗れて惜しくもワールドシリーズに駒を進めることができなかった。
 ガーディアンズも、そしてタイガースも小規模市場チームと優勝を争えるチームの2条件は満たしていることになる。

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