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五輪で3つのメダルを獲得した宇野昌磨が電撃引退を発表(写真:Raniero Corbelletti/アフロ)
五輪で3つのメダルを獲得した宇野昌磨が電撃引退を発表(写真:Raniero Corbelletti/アフロ)

「大変な困難に直面していた」フィギュア五輪メダリスト宇野昌磨の電撃引退理由を海外メディアが推測

 五輪スポーツなどを報じる専門サイト「インサイド・ザ・ゲーム」も「2度の世界王者、宇野がフィギュアスケート(の競技)から引退を発表」との見出しを取り、宇野がインスタに投稿した「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とのコメントを引用した。同サイトは、「3月にモントリオールで行われた世界選手権で3連覇を目指した宇野は、ショートプログラムでは勝利を収めたが、フリーでは残念な結果に終わり、メダルに届かず4位だった。金メダルは10代の米国選手マリニンで、宇野と同じ日本選手で若い鍵山優真を上回った」と紹介。男子フィギュア界に世代交代の波が押し寄せていたことを示唆し「彼は引退の理由と将来のプランについて話すために5月14日に記者会見を開くつもりだ」などと記した。
 米ワシントンポストなど世界の主要メディアが宇野の引退を伝えたが、パキスタンでも話題になった。
 パキスタンのテレビ局SAMAAは「宇野がスケート(競技)に別れを告げる」との見出しを取り、「日本の輝かしいスケートの名手、宇野が潔く競技の場から退いた。5歳で初めてスケート靴に紐を通してから20年以上にわたって彩られたキャリアとともに宇野は26歳で氷上に別れを告げた」と伝えた。
 同局は「彼の引退発表はスケートの歴史に名を残すことになった世界選手権連覇の後にもたらされた」と紹介。今年の世界選手権で4位に終わったことに触れた上で、引退を決断した理由をこう推測した。
「宇野の最近の奮闘は過去の成功のような揺るぎのない圧倒的なものとはならなかったかもしれない。とりわけ4回転アクセルの申し子、マリニンが、この競技における新たなスタンダードを構築したことを含め、(トップを狙うためには)大変な困難に直面していた」
 それでも「一方で彼のレガシーは消えることはない」と称えた。
 同局はまた「宇野の偉業は、世界選手権以外にも国際舞台での傑出したパフォーマンスによって彩られてきた」とし、五輪でのメダル獲得の活躍を紹介した。
 宇野はすでに今夏のアイスショー出演予定が複数組まれており、今後は、羽生氏と同様にプロスケーターとして活動を続けていくものと考えられているが、引退理由も含めて14日の会見に注目が集まる。

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