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大谷翔平効果でドジャースのスポンサー収入が110億円も増えた(写真・UPI/アフロ)
大谷翔平効果でドジャースのスポンサー収入が110億円も増えた(写真・UPI/アフロ)

大谷翔平効果で日本企業が12社も増えてドジャースのスポンサー収入が110億円もアップ!プラス連鎖でさらなる投資が可能となりワールドシリーズ連覇へ前進?

 ドジャースの2024年のスポンサー収入が大谷翔平(30)の入団効果で7000万ドル(約110億円)もの増収につながったことが明らかになった。米経済紙「フォーブス」が9日(日本時間10日)に報じたもの。大谷は2023年のオフにドジャースとメジャー史上最高額となる10年総額7億ドル(約1104億円)で契約を結んだが、ワールドシリーズの優勝効果も含めて、ドジャースはすでに大谷にかけた”お金”の”元”を取り、さらに増益分をチーム強化や球場の環境改善に投資できるようになっている。

 アウエー球団のスポンサーにも大谷効果あり

 

 大谷の7億ドル(約1104億円)は決して高くはなかった。
 米経済紙「フォーブス」は、調査会社「スポンサーユナイテッド」の調べとして「2024年のドジャースは、大谷のおかげで日本を拠点とする12のスポンサーのパートナーを追加し計7000万ドル(約110億円)のスポンサー収入が増加した」と伝えた。大谷は、チームが贅沢税を避けて補強に資金を投入できるように年俸の97%を後払いにする契約を結び、実質の今季年俸は、200万ドル(3億1500万円)だが、1年に換算にすると、その増収分と同じ7000万ドル(約110億円)だ。
 「フォーブス」の報道を後追いしたドジャース専門メディア「ドジャーブルー」によると、ドジャースは、大谷効果に備えて、ロレンゾ・シアリーノ氏をグローバルパートナーシップ担当のシニアバイスプレジデントとして採用。シアリーノ氏の役割は、国内外の企業とのスポンサー契約の営業で、「大谷の加入で多数のパートナーシップ契約が発表され、シアリーノ氏の仕事は非常に容易になった」という。 
 新たにドジャースのスポンサーとなった日本企業は、全日本空輸(ANA)、木下グループ、築地銀だこ、ソニー・ホンダモビリティの新ブランド「アフィーラ」、ヤクルト、機械製品メーカーのTHK、化粧品メーカーのコーセーコーポレーション、100均で知られるダイソー、興和、日本管財センター、TOYO TIREなど。
 同メディアは、大谷がチームにもたらした利益が、ドジャースをさらに強いチームへ成長させるための力となっていることを伝えた。
「このオフシーズンにドジャースタジアムのレベル1(ホームクラブハウスを含むエリア)の大幅な改修を発表し、野球界で最も象徴的な球場のひとつをアップグレードし、近代化を続けている。大谷がもたらす金銭的な利益により、王朝を築くために積極的に行動し続けることができる」
 ワールドシリーズの連覇に向けて、ドジャースは、今オフには、サイヤング賞2度受賞のブレイク・スネル、マイケル・コンフォート、韓国のスピードスター、キム・ヘソンらを獲得、テオスカー・ヘルナンデスの残留に成功するなど、補強を続け、ドジャースタジアムの改修に手をつけるなど、惜しむことなく大型投資を行っている。プラス連鎖だ。

 

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