衝撃事実!結果は「シロ」もMLBが調査したのは佐々木朗希とドジャースの密約ではなく千葉ロッテへの“裏金疑惑”だった
ポスティングによるメジャー移籍を求めていた佐々木朗希(23)がドジャースと契約合意に達したが、MLBが千葉ロッテの“裏金疑惑”を調査していたとの衝撃事実が明らかになった。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が報じたもの。調査結果は「シロ」だったが、MLBの調査の焦点は、ドジャースと佐々木の密約ではなく、譲渡金が、あまりにも安いにもかかわらずポスティングを認めた千葉ロッテの裏金疑惑だったという。
ドジャースとの密約調査も「シロ」
佐々木とドジャースの合意には様々な反応が生まれた。ドジャースファンは大谷翔平、山本由伸との最強トリオ誕生に「侍ドジャース」と大歓迎したが、一方で、元レッズ、ナショナルズGMのジム・ボウデン氏が、米ポッドキャスト番組「ファウルテリトリー」に出演して、こう問題提起した。
「コミッショナー事務所にこの注目すべき契約について調査を依頼するチームが出てくるだろう。佐々木との交渉が許可される前にドジャースと佐々木の間、事前取引があったと信じているフロントオフィスが複数あったのは間違いないからだ。もちろん佐々木のチームによってこれは否定されたが、これがどのような展開となるかは興味深い」
ドジャースと佐々木との密約を疑ったわけだが、すでにこの問題に関してMLBの調査が終了していることをロサンゼルスタイム紙が報じた。
「MLBは佐々木との契約を承認する前に規約が遵守されていることを確認する調査を行った」が、多数の関係者を事情聴取した結果、「噂を立証する証拠は見つからなかった」と、調査結果が「シロ」であったことを伝えた。
だが、そのMLBの調査の焦点は、ドジャースと佐々木との密約ではなく、千葉ロッテへの裏金疑惑だったという衝撃事実を米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がスッパ抜いた。
「調査の主な焦点は佐々木ではなく、彼のチームだった。2017年12月に大谷翔平がエンゼルスと契約したとき、日本ハムはポスティングの譲渡金の2000万ドル(当時のレートで約22億4000万円)を受け取った。だが、その後、ポスティングシステムが変更され、千葉ロッテは、佐々木の契約金の25%しか受け取れなくなった。彼らの手数料は、日ハムから大谷に対して得た金額の数分の1であり、リベート(裏金)を受け取った可能性についての懸念が高まっていた」