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MLBが千葉ロッテの裏金疑惑を調査していた(写真・黒田史夫)
MLBが千葉ロッテの裏金疑惑を調査していた(写真・黒田史夫)

衝撃事実!結果は「シロ」もMLBが調査したのは佐々木朗希とドジャースの密約ではなく千葉ロッテへの“裏金疑惑”だった

 同サイトのファビアン・アルダヤ記者によると、佐々木の契約金は650万ドル(約10億円)で千葉ロッテへの譲渡金は、その25%の約2億5000万円に留まる。
 大谷がエンゼルスへ移籍した際のポスティングの譲渡金は2000万ドル(当時のレートで約22億4000万円)もあったが、その後、日米間の交渉で譲渡金の取り決めが変わった。しかも「25歳ルール」に該当する限り、それぞれの球団に割り当てられた国際ボーナスプール金の範囲内でしか、佐々木は契約ができず、千葉ロッテへの見返りは小さい。ドジャースの山本由伸は、12年3億2500万ドル(約507億円)の大型契約を勝ち取り、25歳を超えてからポスティングを認めたオリックスは5000万ドル(約78億円)以上の譲渡金を受け取った。なのに千葉ロッテが25歳になるまで待たず、佐々木のポスティングを認めた裏には、なんらかの裏金が千葉ロッテへ動く秘密の契約があったのではないか、との疑念をMLBが抱いたのである。
 それだけ数百億円もの契約金に見向きもせずに1年でも早いメジャー挑戦を希望した佐々木の思いと、それを認めた千葉ロッテの潔さが、ビジネス至上主義の米国社会からは、考えられない出来事だったのだろう。
 同サイトによるとMLBは、千葉ロッテがポスティングを申請した12月9日の数週間前から調査を開始したという。
 そして調査結果として「MLBはこの調査でいかなる種類の違法な取り決めも行われていないと判断した」と同サイトは報じた。
 裏金疑惑も調査結果は「シロ」と出た。
 すべての疑惑が晴れたわけだが、密約や裏金疑惑が騒がれるほど、佐々木への期待感が大きいという証拠。USAトウデイ紙の敏腕記者で知られるボブ・ナイチンゲール記者は「今年、彼はおそらくドジャースの4番手の先発投手になるだろう。近年の野球史上最高の先発投手になるかもしれない」と予想している。

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