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佐々木争奪戦では大谷翔平とダルビッシュ有がそれぞれ出馬した(写真・AP/アフロ)
佐々木争奪戦では大谷翔平とダルビッシュ有がそれぞれ出馬した(写真・AP/アフロ)

判明した交渉舞台裏!佐々木朗希のハートを射止めた大谷翔平らド軍スター勢ぞろいで寿司職人を招いたオーナー宅でのホームパーティーとNBAレジェンドの緊急出馬

 千葉ロッテからポスティングによるドジャース入団を決めた佐々木朗希(23)の詳細な交渉舞台裏が明らかになった。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が総力取材で明かしたもの。ドジャースとの1度目の交渉には共同オーナーであるNBAの“レジェンド”マジック・ジョンソン氏(65)が出馬。2度目の交渉には、大谷翔平(30)、フレディ・フリーマン(35)、ムーキー・ベッツ(32)のMVPトリオが勢ぞろいしてオーナー宅でホームパーティー方式で行われたという。投手育成などにノウハウを持ち、6人ローテーを組めるなど、大本命だったドジャースの最大級の熱烈歓迎に佐々木の心は動いたのかもしれない。

 マジック・ジョンソンが特別ジャージをプレゼントしていた

 佐々木の交渉舞台裏が明らかになった。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」が総力取材で明かしたもの。ロスのウエストウッドの会議室で行われた1度目の交渉では、アンドリュー・フリードマン編成本部長、ブランドン・ゴメスGM、デイブ・ロバーツ監督にに加えて、NBAのレジェンドであるマジック・ジョンソンが出馬した。MJは、ドジャースの共同オーナーの一人。ドジャースは「佐々木のバスケットボールへの親近感を知っていた」という。
 ジョンソンはレイカーズの永久欠番となっている背番号32のパープルの特別ジャージを佐々木にプレゼントした。
 スポーツイラストレイテッド誌のドジャース専門ページによると、このジャージには、MVPを3回、NBAファイナルMVPを3回、NBAチャンピオンを5回、1992年のバルセロナ五輪の「ドリームチーム」のメンバーだったジョンソンの功績が刻まれており、「32」の「2」の下にはジョンソン自身のサインが走り書きされていた。
 その交渉の席で、ドジャースは、昨季のワールドシリーズを制するなど常勝軍団を構築しているチームの経緯に加え、投手育成のシステム、怪我防止への取り組み、今後佐々木をどう進化させていくかなどをプレゼンテーションした。佐々木からの質問が多かったため割り当てられていた交渉時間の90分を超過したという。
 佐々木は、オファーのあった20球団のうち絞り込んだドジャース、パドレス、ジャイアンツ、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ブルージェイズの8球団とロスのウエストウッドで交渉の席を持った。
 同サイトが、その佐々木との交渉にかかわった20人以上から取材をしたところ、ある関係者は「内向的な佐々木はピッチングの話になると口を開いた」と言い、ある関係者は、「ピッチングに関係のない質問はひとつもしなかった」と言い、またあるチームの関係者は「ミーティング中にほとんど佐々木が話をしなかったことを思い出した」とも言った。この時点ですでに選別がスタートしていたのだろう。
 佐々木陣営は「昨季の平均球速が落ちた理由をどう分析しどう改善するか」との「宿題」を各球団に投げかけていたそうだが、佐々木自身は、ピッチングに関する解析、分析技術が、いかに最先端にあるかを確かめたかったのだろう。
 そして14日(日本時間15日)に行われた2度目の交渉でドジャースは、佐々木のハートを射止めた。ドジャースは、数億円を投じて改修中のドジャースタジアムではなく、ロスの屈指の高級住宅街ベルエアにあるオーナーのピーター・グーバ氏の自宅に佐々木を招待した。

 

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