井上尚弥が“呪われた世界戦”を前に決意を語る「グッドマンに疑問」「モチベがどうとか言えばファンに申し訳ない」「25年のキャリアを信じ最高パフォ見せる」
ーーグッドマンの2度目の怪我は自己管理不足だと思う。2団体の指名挑戦者ではあるが、そんな相手と今後戦うつもりはあるのか?
「二度目の怪我を聞いたとき、(再発防止のために)どういう対策を練って、どういうトレーニングをしていたのかの疑問は思った。でも、それほどしっかりとしたトレーンイグをしてきたんだなとも素直に思った。怪我による離脱は、ランキンが落ちないとも聞いた。どこかのタイミングで戦わねばならないのかなとは少しは感じている。すべてを大橋会長に任せている。この試合が終わって、勝つことができて、次にラスベガスでの試合があるので終わってから考えたい」
ーーこの試合にどんな意味があるのか。
「(今年は)アメリカ、サウジアラビアと海外進出の年になってくる。明後日は大事な試合になる位置づけがある。リアドシーズンと契約をして、自分としても、あとのボクシングキャリアを加速させていきたい」
ーーキムは「試合を楽に終わらせるつもりはない。私でスタイルで戦いノックアウトするのが希望。井上選手も、1ラウンドから全力を尽くしてベストを見せて欲しい」とコメントした。
「1ラウンドから全力でと考えている。そこは攻撃全面でいくのか、しっかりと、ボクシングIQを立てていくのか。しっかりと自分の作業をしていきたい」
ーーキムの印象は?
「(初めて会って)仕上がっているなという印象。「スタイルでいうと、スイッチヒッター。映像的にはさらっとみた感じ。あとは、自分のボクシング、25年のキャリアの引き出しを信じて、当日、試合をしていきたい」
ーー来日された共同プロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEOは、あの元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)より井上尚弥が上だと発言された。どう思うか?
「今、隣で、そんなことはない、と思って聞いていた(笑)。引退したとき、殿堂入りできるように、結果的にみなさんからそう思ってもらうボクサーになりたい」