阪神新OB会長の掛布雅之氏が無音試合の実施を提案した
大反響!阪神の掛布雅之OB会長に「球団創設90周年」のイベントとして鳴り物応援無しの「球音を楽しむ日」を提案させた“名捕手”谷繁元信氏のミット音
会議には、阪神の粟井球団社長、高野連の寶馨会長らの理事の他に、顧問として、野球殿堂入りしているノンフィクション作家の佐山和夫さん、長嶋氏の次女でスポーツキャスターの長嶋三奈さんらが出席していたが、特に反対意見などは出なかったという。
鳴り物無しの応援はメジャースタイルでもある。メジャーリーグでは、球団ごとに独特の応援方式があり、場内の演出に合わせてファンが揃ってチャントを叫ぶこともあるが、日本のように選手ごとの応援歌や、鳴り物応援はない。
SNSやネットのコメント欄では様々な意見が飛び交った。
「やってみる価値はある」「大賛成」「そういう野球の楽しみ方もある」という賛成派が多数だったが、一方で甲子園名物とも言えるライトスタンドでの鳴り物に合わせて応援歌を歌い、メガホンを叩く、お祭り騒ぎのような応援そのものが好きで球場に足を運んでいるというファンも少なくない。
そういうファンからは「チケットを買う前に鳴り物禁止デーは発表しておかないといけないのでは?」などの意見もあった。
日本のその応援スタイルそのものへの賛否はあるが、阪神でプレーしてきた外国人選手のほとんどが、その応援に驚き、感動し、日本独自の文化だと認めていた。「それが力になった」と感謝していた助っ人もいた。
ただ、今後、具体的に「球音を楽しむ日」のプランを進めるのであれば事前に応援団の理解は必要だろう。球団では「創設90周年」に向けて様々なイベントを用意していて、虎党には楽しみなシーズンになりそうだ。
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