大谷翔平が「美しい妻」と表現した真美子さんやロス消防士らに感謝を捧げた「流暢すぎる英語スピーチ」にSNSで「AI疑惑」“プチ論争”起きる?!
ドジャースの大谷翔平(30)が25日(日本時間26日)にニューヨークで開催された全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部による「アワードディナー」にビデオメッセージで登場し、約3分間にわたって全文英語でスピーチした。妻の真美子さんやドジャース、ロサンゼルスの山火事で奮闘中の消防士らに捧げたメッセージはSNSで称賛されたが、あまりにも英語が流暢で「AI疑惑」が論争になった。
「この賞をロス山火事の最前線にいる消防士さんに捧げたい」
MVPやサイヤング賞の受賞者を全米野球記者協会が招いて開催される恒例の晩餐会「アワードディナー」。2024年に前人未到の「50―50」を成し遂げ、本塁打&打点の2冠でドジャースの世界一に貢献して3度目の満票でのMVPを獲得していた大谷は、当初、真美子夫人と共に出席予定だったが、ロスの山火事の影響で欠席し、代わりにジャケット姿で語るビデオメッセージが会場に流された。
「Good evening、everyone(皆さんこんばんは)」の挨拶から始めたスピーチで、まず欠席理由を説明し「私の思いと祈りを自宅や愛する人を失ったすべての家族、火災に見舞われたすべての人々、居場所を失い、いなくなってしまったすべての動物に捧げます」と伝えた。
今回の山火事ではペットたちの被害も問題になっているが、愛犬「デコピン」を家族のように可愛がっている大谷が、動物たちに触れたのは、その悲しみが痛いほどわかるからだろう。
そして「できる限りの支援をしようとしています」と続けた。
大谷はすでに自身のSNSで支援活動にとして夫婦で50万ドル(約7800万円)を寄付することを表明している。
「今年は様々な意味で特別な年であり、多くの人に感謝を伝えたいと思います」
MVPの受賞にかんして大谷は、ドジャースに感謝の意を伝え、フロントの幹部の名前を一人ひとりあげ、銀行詐欺罪などで逮捕された元専属通訳の水原一平被告がチームを去った後の大谷の専属通訳を引き受けて、サポートしてくれたウィル・アイアトン通訳にも「特別な感謝を贈りたいです」と話した。
さらに代理人事務所の個人名をあげた後に、真美子さんを「僕の美しい妻へ」と表現した上で、「いつもそばにいてくれてありがとう。そして支えてくれた家族と友人たちにも感謝します」と語った。
スピーチの最後は、こう呼びかけて結んだ。
「この賞をロサンゼルス市とロサンゼルスの山火事に最前線で立ち向かっている消防士、消防署の皆さんの努力に捧げたいと思います。団結しましょう。私たちはこれを乗り越えられます」