• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 大谷翔平が「美しい妻」と表現した真美子さんやロス消防士らに感謝を捧げた「流暢すぎる英語スピーチ」にSNSで「AI疑惑」“プチ論争”起きる?!
大谷翔平は「アワードディナー」の全文英語スピーチで真美子さんを「美しい妻」と表現(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷翔平は「アワードディナー」の全文英語スピーチで真美子さんを「美しい妻」と表現(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

大谷翔平が「美しい妻」と表現した真美子さんやロス消防士らに感謝を捧げた「流暢すぎる英語スピーチ」にSNSで「AI疑惑」“プチ論争”起きる?!

 ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は「大谷がMVPをロスと消防士に捧げる」と伝え、インド系の英字メディア「タイムズ・オブ・インディア」も「大谷の感動的なMVP瞬間…彼は受賞を妻の真美子さんとサポートする家族に捧げた」と報じたが、米メディアだけでなく、SNSやこのビデオメッセージを紹介したYouTubeのコメント欄などには、称賛の言葉が並んだ。
「大谷氏のスピーチの95%は、自分自身ではなく、他人についてのものでした。なんて素晴らしい人間なんでしょう」
「スピーチは非常に思慮深く、誠実で、感動的でした。大谷さんのスピーチは、きっとLAの人たちを勇気づけたのではないでしょうか」
「何という素晴らしいスピーチ、そして何という素晴らしい人間でしょう」
 ロスの山火事を憂い、自慢話はせず、感謝の言葉をあふれさせた大谷の人間性を称える声が多かったが、同じように絶賛されたのが、3分強のメッセージをすべて流暢な英語で行ったことだ。
「ショウヘイの英語がまた上達している」との意見が目立ったが、あまりにも流暢すぎたため、一方でこんな疑惑も浮上した。
「これはAIが生成した音声でしょう」
 そういうXの投稿に「なぜこれがAIなのか」という反論のリポストも続出し、プチ論争となったのだ。そこに目をつけた米サイト「スポーツ・キーダ」は「『なぜこれがAIっぽいの?』――MLBファンがふざけて議論する大谷翔平の2024年ナ・リーグMVP受賞スピーチの英語」との見出しをとってファンのSNSでのやりとりを紹介している。
 なかには、「彼は電話で彼ではないことを確認するために英語を話しているだけだ」というファンのAI疑惑への反論もあった。
 23日に米連邦検察は、水原被告に対して禁錮4年9カ月、大谷への1697万5010ドル(約26億3000万円)の賠償などを求刑し、その際、銀行に不正送金させるため水谷被告が大谷になりすまして電話をした音声データが証拠として提出された。それを米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がスッパ抜き公開したが、これを皮肉ったものだろう。
 大谷は、水原被告が退団後は、通訳を挟まずチームメイトやスタッフと会話をする機会が増え、その英語力は、めきめきと上達。ワールドシリーズを制した後にドジャースタジアムで行われた祝賀会でも、発音やイントネーションも含めて、ネイティブに近い英語でスピーチしてファンの間では話題になっていた。「AI疑惑」のプチ論争が起きるほど、大谷の英語力もMVP級に上達してきたということなのだろう。

関連記事一覧