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バウアーの横浜DeNA復帰が正式決定
バウアーの横浜DeNA復帰が正式決定

「沢村賞とサイ・ヤング賞を取る事が野球人生の中で最高の栄誉。今年はそれを成し遂げたい」バウアーの横浜DeNA復帰が正式決定

 横浜DeNAが27日、2年前に同チームでプレーした元サイ・ヤング賞受賞投手のトレバー・バウアー(34)と契約合意したことを発表した。背番号は前回と同じ「96」。入団発表などは後日に行われる。

「投手としてこれまでで最高の状態」

 バウアーは、インディアンズ時代の2015年から5年連続2桁勝利をマーク。新型コロナウイルスの感染拡大でシーズンが60試合に短縮された2020年には、レッズで5勝4敗、100奪三振、防御率1.73で、防御率タイトルと共にナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得、そのオフにドジャースと3年3年1億200万ドル(当時のレートで約137億円)の大型契約を結んだ。だが、知人女性へのDV問題でメジャーリーグ機構から324試合の長期の出場停止処分を受け(処分は194試合に短縮)、2023年1月にドジャースから契約を解除され、その年の3月、横浜DeNAに電撃入団した。
 出遅れたバウアーは5月にデビューしたが、19試合に登板し、10勝4敗、防御率2.76の成績を残した。2024年もチームは契約延長を求めたが、バウアーはメジャー復帰を目指して、メキシコリーグに参加、メキシコシティー・レッドデビルズに所属して、14試合に先発し、10勝0敗、防御率2.48で、リーグ最多の120三振を奪い、リーグの最優秀投手賞を獲得した。
 今オフも続けてメジャーチームとの契約を望んでいたが、オファーがなく横浜DeNAからの熱心が復帰コールもあり、第二のホームともいえる横浜への復帰を決断したとみられる。“下剋上日本一”を達成したものの、ペナントレースは3位に終わった横浜DeNAにとって、先発の強化が最大のテーマだっただけに、大きな戦力が加わることになった。
 バウアーは球団を通じてこうコメントしている。
「横浜、そして日本中のファンの皆さん、こんにちは。また皆さんに会えるのが楽しみで待ちきれません。今シーズン、再びベイスターズでプレーすることができ、本当に楽しみであるとともに、ファンの皆さんにとても会いたかったです。前回日本にいた時は最善を尽くしましたが、ケガでハマスタのファンの前でシーズンを通して投げられませんでした。また、優勝することができなかったので、今年はそのすべてを変えたいです。何よりも、横浜スタジアムで日本一のファンの皆さんに会えるのが待ちきれないです。試合後、ファンの皆さんと一緒に勝利を祝って、ボールをスタンドに投げたり、ヒーローインタビューができることは本当に嬉しいです。そして一人のプロ野球選手として、一番の選手になれるようにずっとトレーニングをしてきました。コンディションは絶好調で、投手としてこれまでで最高の状態です。僕自身にとって沢村賞とサイ・ヤング賞を取る事は、野球人生の中で最高の栄誉だと思っているので、今年はそれを成し遂げたいと思っています。2025 年シーズンから新しくなったユニフォームを着て、ファンのために優勝を勝ち取ります。いつも応援してくれて本当にありがとうございます。横浜へ戻れることが楽しみで待ちきれないです。またすぐに会いましょう!」
 目標はズバリ優勝と共に沢村賞の受賞だという。

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