
横浜DeNAがバウアーの電撃復帰を発表
「バウアーの10勝プラスの可能性で横浜DeNAがリーグ優勝しちゃうって?!」メジャー復帰叶わず古巣で沢村賞を狙う元サイ・ヤング賞右腕の電撃復帰でベイスターズが優勝候補に急浮上!
2年前、バウアーは来日当初、日本の打者とメジャーの打者の傾向の違いに戸惑って試行錯誤していたが、徐々に適応し、8月は6試合に登板して、3勝1敗、防御率1.67と、ほぼ無双状態だった。入団が遅かったことに加え、9月に故障で離脱したため、実質、5、6、7、8月の実働4か月だけで10勝をマークしたのだから、怪我なくフルに登板できれば、池田氏が指摘するように最低10勝は計算できるだろう。
ただ池田氏は、こうも指摘した。
「東、バウアー、ジャクソン、ケイに続く5人目、6人目の先発が出てこなければならない。また伊勢が先発に回り、ウェンデルケンが退団したブルペンをどう整備するのか、という問題も残っている。阪神から獲得した浜地、岩田で埋まるかどうか」
先発の5番手、6番手を争うのは、昨年6勝7敗の大貫晋一、12試合に先発した石田裕太郎、後半ローテーに入った吉野光樹、ベテラン左腕の石田健大、4試合登板に終わった平良拳太郎、先発転向する伊勢大夢、そしてキャンプA班に抜擢されたドラフト1位の竹田祐(三菱重工West)、2位の篠木健太郎(法大)、覚醒が期待される小園健太らとなる。
また伊勢、上茶谷、ウェンデルケンが抜けたブルペンを現役ドラフトで阪神から指名した
浜地真澄、同じく阪神を戦力外になった変則左腕の岩田将貴らでカバーできるのかという問題も残る。
ただリーグ連覇へ向けて、元中日の守護神のライデル・マルティネス、ソフトバンクの“世界一捕手”の甲斐拓也らの大型補強をした巨人の対抗馬として横浜DeNAが急浮上したことだけは間違いない。横浜DeNAは、2月1日に沖縄の宜野湾キャンプからスタートを切る。