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古橋が移籍デビュー前のレンヌで激震。サンパオリ監督がわずか2か月で電撃解任へ
古橋が移籍デビュー前のレンヌで激震。サンパオリ監督がわずか2か月で電撃解任へ

古橋亨梧が移籍デビュー前の仏レンヌで激震…サンパオリ監督が就任わずか2か月で解任濃厚の理由と日本代表FWへの影響は?

 現役時代はストラスブールやオリンピック・マルセイユ、英プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドなどでセンターバックとしてプレー。セネガル代表として2002年のW杯日韓共催大会でのベスト8進出に貢献したハビブ・ベイェ氏(47)が、赤黒を基調したレンヌのユニフォームを手にして笑う写真がSNS上で拡散された。
 実はステファン監督が解任された昨年11月にも、ベイェ氏は後任監督候補にあがっていたが、このときはサンパオリ氏の経験が最終的に重視された。フランスの有料テレビ局『Canal+』の解説者を務めているだけに、シーズン途中の監督就任にも支障はない。先述の『RMC Sport』は、ベイェ氏の契約内容を次のように伝えている。
「今シーズンが終了するまでの6カ月間契約で、レンヌがリーグアン残留を果たした場合には、1年間の契約延長オプションがついている」
 しかし、ベイェ氏はリーグアンで指揮を執った経験がない。2021年から監督を務めたレッドスターFCで、フランスの3部リーグにあたるフランス全国選手権を戦っただけ、という指導者のキャリアにはSNS上で次のような不安も指摘されている。
「降格圏が迫っている状況でベイェに託す決断は大胆であり、大きなリスクも伴う」
 リーグアンに通算50シーズン以上在籍するレンヌは、昨シーズンまでの10年間でひと桁順位を8度マークするなど、安定した強さを誇ってきたチームとして知られる。1シーズンで2度も指揮官が交代するのは、クラブ史上で前例のないケースであり、それだけレンヌが非常事態に見舞われている証となる。
 ベイェ氏の古巣であるストラスブールをホームに迎える、2月2日(日本時間3日)の次節へ。まずは新監督が掲げるスタイルを、チーム全体で可能な限り早く理解しなければいけない。古橋はさらに新たなチームメイトのプレーを覚え、自らの特徴やストロングポイントを伝え、フランスの文化や風習にも慣れなければいけない。
 セルティックと2027年6月まで契約を結びながら、今シーズンに入ってから5大リーグへステップアップしたい思いを募らせ、最後は半ば直訴する形で成就させたレンヌへの移籍。古橋はクラブ公式HPでこんな抱負を語っていた。
「クラブはここ数シーズンのような状況ではなく、目標はリーグの順位を再び上げることだとわかっています。レンヌで全力を尽くす準備ができています」
 ただでさえ即戦力を求められるシーズン途中の移籍だけに、新天地への適応へ向けて困難を伴うのは承知の上だった。加入からわずか3日後に起こった、自身の合流を待ち焦がれていた指揮官の解任というドタバタ劇にも動じない。古橋は期待を込めてレンヌ側から背番号「7」を託されている。

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