井上尚弥が「6月米国」でのピカソ戦後「9月日本」で防衛戦?!米リング誌が2025年「年間4試合」計画を報じる…12月にはサウジで因縁のアフマダリエフ戦
だが、井上陣営からサウジでアフマダリエフとの統一戦を行う話が出てきたことで、「それは素晴らしい計画のように聞こえる」と態度を軟化。
「現実的には、サインを交わす必要があるが、関係者と協議することなく、今すぐ彼はオレと戦わなければならないとは、言いたくない」と、そのコメント内容も変化していた。
同誌は、そして、こう続けた。
「すべてが計画通りに進めば、井上にとって12月の試合が、2025年の4試合目となる」
実は、キムに勝利した一夜明け会見で、大橋会長と井上自身が、年間4試合の可能性を示唆していた。
大橋会長が「ダメージがないからできる。激闘スタイルだったら年に1、2回が限界だけど、井上尚弥や打たれていないから年間4試合は全然厳しいことじゃない」と説明。井上も「4試合あるということは、オフの期間も短くなり、体が戻らないまま、試合の感覚があるまま進んでいけるのでそれはまたいいこと」と話をした。
この時は、米ラスベガスでピカソ、サウジでアフマダリエフ、そして階級を上げて同じくサウジでWBA世界フェザー級王者のニック・ボール(英国)に挑戦し、2026年には、階級をもう一度、スーパーバンタム級に下げて、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)と究極の日本人対決を実現するプランを明かしていた。
だが、その後、年間4試合計画こそ変わらないものの、日本のファンの「直に戦いを見たい」という要望に応えるため、「9月日本」の新プランが付け加えられたのだろうか。一方で、6月、9月、12月の超過密スケジュールを消化することは、各試合の間隔が、わずか2か月しかないことから現実的には難しいだろう。
「打たれない」モンスターであれば、それも可能にしてしまいそうにも思えるが、日本のファンにとっては楽しみなプランが報じられたことだけは間違いない。