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広島のスーパールーキーの中村草太がまたやった!(資料写真・アフロスポーツ)
広島のスーパールーキーの中村草太がまたやった!(資料写真・アフロスポーツ)

とんでもないスーパー新人が出て来た!驚愕の3戦4発…広島FW中村草太の何がどう凄いのか…ACL2のナムディンFC戦で2ゴール決める…明大で得点王とアシスト王

 

 その間の心境を、中村は次のように振り返る。
「明治も大学のなかではトップレベルでしたし、自信をもって広島に入りましたけど、やはりプロの世界は別次元だと自分のなかで率直に思いました。もちろんプレー強度の高さには大学時代から自信をもってきましたけど、状況判断の速さ、あるいは頭の回転の速さといったところが、まだまだまだまだ追いつかない」
 広島での主戦ポジションは[3-4-2-1]のダブルシャドーの一角。J1通算30ゴールの加藤陸次樹(27)と、昨夏に加入したトルガイ・アルスラン(34)のコンビがファーストチョイスになっているなかで、中村は自らにこう言い聞かせてきた。
「うまさという点では、ムツキ選手やトルガイ選手には及ばない。だからこそ自分が勝てるスピードであるとか、ゴール前での動き出しのよさで勝負したい。2人とはまた違ったタイプというところを見せていきたい」
 敵地で12日に行われたナムディンとのACL2・ラウンド16第1戦では、途中出場から9分後の後半28分に0-0の均衡を破る先制点を決めた。FWジャーメイン良(29)のスルーパスに反応して右サイドを抜け出し、スピードに乗ったまま右足を一閃。相手キーパーに右手を弾く強烈な一撃をゴール左隅に叩き込んだ。
 町田の本拠地、町田GIONスタジアムに乗り込んだ16日のJ1リーグ開幕戦でも、投入されてからわずか5分後の後半32分に逆転ゴールを決めた。ジャーメインが放った強烈なシュートのこぼれ球に、敵味方の誰よりも早く反応。目の前でワンバウンドする難しい状況で、あえて抑え気味に放ったシュートをゴール右へ流し込んだ。
 J1リーグ史上で過去にわずか6人しかいない、シーズン開幕戦でゴールを決めたルーキーになった中村は試合後にこんな言葉を残している。
「目の前でバウンドしてちょっと難しかったですけど、とにかくゴールの枠のなかに蹴り込もうと意識しました。枠のなかに飛んでいけば何かが起こると思っていたので、そのためにも絶対にシュートをふかしちゃいけない、と」

 

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