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つば九郎の担当者が亡くなった(写真・黒田史夫)
つば九郎の担当者が亡くなった(写真・黒田史夫)

「俺は知ってるぞ…実はあなたが大粒の涙を流していたのを…」天国へ旅立ったヤクルト「つば九郎」の担当者への高津監督の直筆の手紙が泣ける…SNS上で「涙腺崩壊」

 ヤクルトは21日、球団公式Xに高津臣吾監督(56)の亡くなったマスコット「つば九郎」を支えてきた担当者へ向けての直筆の手紙を公開した。高津監督のつば九郎の担当者への追悼にSNSでは「泣ける」「涙腺崩壊」との声が多く寄せられた。

 「おい、つば九郎!飲みに行くぞ!」

誰よりも交流のあった高津監督が天国へ旅立ったつば九郎の担当者へ捧げた直筆の手紙が、この日、球団のXで公開された。
 手紙は「今日は、衣笠会長の告別式でした。あなたの事を一番可愛がり、一番気にしていたのが会長です。同じ時にいなくなりました。まだ神宮には帰ってないけど、二人がいない神宮は想像できません」と書き出された。
 高津監督は、この日、沖縄のキャンプ地から緊急帰京して都内の増上寺で営まれた衣笠剛代表取締役会長CEO兼オーナー代行の告別式に参列していた。
 2月7日に亡くなった衣笠氏が、2011年に球団社長に就任したと同時に掲げたのが「日本一」と「神宮球場を連日満員にすること」だった。衣笠社長はファンサービスに目を向け、つば九郎の活動を全面バックアップしていた。
 高津監督の手紙はこう続く。
「誰がホームラン打った選手を出迎えるんだ?勝ってファンに挨拶する時、誰が俺の横に立つんだ?今まで当たり前だった事が無くなるのは寂しいわ。2021年11月27日 極寒の神戸のグランドで皆んなに日本一の胴上げをしてもらいました。その輪の外、三塁ベンチ前で全く表情を変えず胴上げを見ているあなたがいました。でも俺は知ってるぞ…実はあなたが大粒の涙を流していたのを…」
 Xに添えられたのは、まさに2021年11月27日、オリックスを下して日本一になった瞬間の胴上げ写真だった。
「勝手に勝利のハイタッチの列に入り込み、勝手に円陣に加わり皆んなを勇気づけたり、誰よりもスワローズを愛し、選手へのリスペクトを忘れず、チームやファンを元気にしてくれたあなたに心から感謝しています」
 そう感謝の意を伝えた直筆の手紙はこんな呼びかけで締められた。
「おい、つば九郎!飲みに行くぞ!」
 高津監督は、つば九郎の担当者と、何度かプライベートでも食事にいく仲だったという。

 

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