
亀田京之介は再計量でクリアも900g体重超過の“失態”を犯した“悪童”ネリを敵地メキシコで「ボコボコにする」ことができるのか…海外予想は1対4で圧倒的不利
米スポーツ予想サイト「スポーツベッド・リスティングス」は、ネリ有利のオッズを紹介すると同時に、こう試合の展開を予想している。
「ネリは、亀田が初の海外試合になることに対して、ホームで戦える強烈でエキサイティングなボクサー。ネリがプロとしてより厳しい相手と戦ってきたことは確かで、亀田はまだ世界ランクのライバルと戦ったことがない。亀田は、ネリを寄せ付けないために使う必要のある身長の高さとリーチのアドバンテージを持っているが、ネリが、最終的にインサイドに動き、勝利を引き出すのに十分な働きをすると思う。ネリは一発のパンチで戦いを終わらせる攻撃力がある」
ただ亀田はアップセットを起こす可能性も秘めている。
ひとつはネリのコンディションとモチベーションの問題。体重超過と腹部の贅肉が示すようにネリが、亀田を舐めて万全の準備をしてきていないのであれば、そこにチャンスはある。ネリが、ガードを下げて粗く攻め入れば、そこに亀田のカウンターが火を噴く可能性もなくはない。
また昨年5月の井上との試合では、1ラウンドにダウンを奪ったものの、2、5、6ラウンドと3度もダウンを奪われてボコボコにされてTKO負けを喫した。今回は再起まで約9か月を要したが、「あの試合で井上に壊された可能性がある。度重なるダウンのダメージが残り、打たれ弱くなり、亀田のちょっとしたパンチを浴びて倒れる可能性もないとはいえない」と、推測する関係者もいる。
ネリが万全であれば、亀田は、スピード、パワー、スキルのどれひとつとっても歯が立たないが、それらのネガティブな要素が、ネリを“ただのボクサー”へ格下げしていれば、ひょっとすれば「あっ」と言わせるシーンがあるのかもしれない。
試合の模様は「ABEMA」が国内独占無料ライブ配信する。ネリ―亀田戦がメインイベントで日本時間の23日の午後2時くらいにゴングが打ち鳴らされる予定だ。