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東京マラソンでスーパー店員である異色のランナー市山翼が2時間6分0秒で日本勢最高の10位(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
東京マラソンでスーパー店員である異色のランナー市山翼が2時間6分0秒で日本勢最高の10位(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

誰が選ばれても賛否は必至?!東京世界陸上男子マラソン代表の3人目は東京を制した“スーパー店員”の市山翼か、大阪でトップの近藤亮太か…そして彼らは世界と戦えるのか?

 選考要項①の「パリ五輪で3位以内になった日本人最上位の選手」は該当者なし。②の「JMCシリーズⅣチャンピオン」(※対象大会に「記録」と「順位」がポイント化され、成績上位2大会のポイントで争う)はパリ五輪代表の小山直城(Honda)が輝いた。
 小山は参加標準記録を突破していないが、5月に確定する基準ワールドランキングで資格を得られる見込みで、その時点で内定となる。
 ③の「選考期間内に日本記録を出して、同終了時に日本記録保持者の選手」は該当者がなかった。残るは2枠で、④の「選考競技会で参加標準記録を突破した選手の中から選出」となる。なお参加標準記録(2時間06分30秒)の突破者は以下の13名だ。

【大阪マラソン2024】
①平林清澄(國學院大)2:06:18
【ベルリンマラソン2024】
⑥池田耀平(Kao)2:05:12
【福岡国際マラソン2024】
①吉田祐也(GMOインターネットグループ)2:05:16
【別府大分毎日マラソン2024】
②若林宏樹(青学大)2:06:07
【大阪マラソン2025】
②近藤亮太(三菱重工)2:05:39
④細谷恭平(黒崎播磨)2:05:58
⑥黒田朝日(青学大)2:06:05
⑦菊地駿弥(中国電力)2:06:06
⑧鈴木健吾(富士通)2:06:18
⑨柏優吾(コニカミノルタ)2:06:28
【東京マラソン2025】
⑩市山翼(サンベルクス)2:06:00
⑫井上大仁(三菱重工)2:06:14
⑬浦野雄平(富士通)2:06:23

 ただし男子の選考競技会は昨年12月から今年3月に開催された防府読売、福岡国際、別府大分毎日、大阪、東京の5大会。では誰が選ばれるのか。
 タイム、レース内容から考えても福岡国際マラソンを制した吉田祐也(GMOインターネットグループ)は確実だろう。日本歴代3位の2時間05分16秒というタイムは選考競技会でトップ。32km地点から独走状態となり、コース新記録を打ち立てている。

 

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