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  • 「ラウンドガールのボードが見えないほど目が痛かった」言い訳三昧の“疑惑のダウン”がなければ“最凶暴”デービスはドローではなく負けていた…次戦は再戦ではなくあのユーチューバーを指名?!
全勝だったガーボンタ・デービス(左)が疑惑のダウンもあってラモント・ローチにキャリア初のドロー(写真・AP/アフロ)
全勝だったガーボンタ・デービス(左)が疑惑のダウンもあってラモント・ローチにキャリア初のドロー(写真・AP/アフロ)

「ラウンドガールのボードが見えないほど目が痛かった」言い訳三昧の“疑惑のダウン”がなければ“最凶暴”デービスはドローではなく負けていた…次戦は再戦ではなくあのユーチューバーを指名?!

「髪の毛に水をかけたが、十分ではなかったんだ。私の目は焼けてしまっていた。その間に捕まりたくなかった。 ノックアウトされることもあるんだ。だから膝をついた。それが(ダウンとして)カウントされるかどうかは本当に知らない」
 ただ元世界王者からは、次々と疑惑のダウンのレフェリングに対する批判と「ローチが勝っていた」との声が相次いだ。井上尚弥(大橋)と同じく2階級4団体制覇王者で現在WBA世界スーパーウエルター級、WBO世界同級暫定王者のテレンス・クロフォード(米国)は、SNSに連続ポストした。
「ローチが勝った。だが、ダウンだったかを見てみよう」「(ローチは)勝ちを盗まれた」「膝をついてもノックダウンとみなされないなんて見たことがない。今夜は(レフェリーが)ルールを忘れてしまったに違いない」「皆さんはメイウェザー対エルナンデス戦でメイウェザーが手を痛めて膝をついたことを知る必要がある。それはパンチによるものではなかったがダウンと判定された」
 クロフォードが指摘するのは、2001年にWBC世界スーパーフェザー級王者時代のフロイト・メイウェザー・ジュニア(米国)が、カルロス・エルナンデス(米国)と対戦した際に、6ラウンドに拳を痛めたため自ら膝をついた。ダウンと判定され、これがメイウェザーの生涯唯一のダウン経験となっている。今回のデービスに酷似したケースだ。
 元ライト級のWBA、IBF、WBO3団体統一王者のジョージ・カンボス・ジュニア(豪州)も、SNSで「痛い、完璧な記録が消えた。あれはノックダウンだった。それが最終的に違いを生んだ。デービスは(デビン・)ヘイニーとロマ(ワシル・ロマチェンコ)に負けた私を攻撃したが、今、自分のことを振り返る時が来た。ローチは素晴らしい仕事をした。尊敬する。タンク(デービス)は終わった」と疑惑のダウンが勝敗を分けたことを指摘した。
 また女子の3階級4団体王座統一を成し遂げた5階級制覇王者クラレッサ・シールズ(米国)もSNSでこう伝えた。
「これだけは言っておきます。1人のジャッジがタンクを115-113と判定し、他のジャッジが114-114と判定したが、私はローチが勝ったと思います。なぜなら(デービス)の膝をつけた行為は、100%ダウンだったから。.非常に接戦ではあったが、それが私の意見です」

 

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