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全勝だったガーボンタ・デービス(左)が疑惑のダウンもあってラモント・ローチにキャリア初のドロー(写真・AP/アフロ)
全勝だったガーボンタ・デービス(左)が疑惑のダウンもあってラモント・ローチにキャリア初のドロー(写真・AP/アフロ)

「それは言い訳にならない!」“疑惑のダウン”デービスに犯人扱いされた美容師が“ウソ”を指摘して反論…NYコミッションは裁定を「再検証」…5月にローチとリマッチか

 またデービスに“疑惑ダウン”の犯人扱いにされた美容師が反論の声をあげた。デービスのヘアセットを担当したニューヨーク「LeeBTheBrand」のヘアスタイリストが、インスタにカットした際の動画と写真を掲載した上でこう書き込んだ。
「水曜日に彼の髪を整えました。(試合は)土曜日です。(それまでに)彼はプレス(会見)、ジム(ワーク)、そして計量をしました。それは言い訳にはなりません。どれだけのグリースを使ったの?クソ!」
 つまりコーンローンを編み込んだのは2月26日でその時点ではグリースは使っておらず、試合のあった3月2日までに自分で勝手にグリースを塗り込んだのでは?と反論したのだ。すでにインスタは削除されているが、スポーツイラストレイテッドや、ボクシングキングダムなど複数の米メディアがそのスクリーンショットを掲載。米サイト「スポーツキャスティング」によると「映像を見る限り、デービスの髪に過剰なグリースが塗りこめられた様子はなかった」という。
 またデービスの髪に使用した整髪料の画像も投稿され、そのラベルには「グリースなし」と目立つように表示されていた。
 もはやデービスの釈明のウソまで明らかになってしまった。
 試合後のリング上でデービスは、「ニューヨークでもう一度戦おう」とローチに再戦を呼びかけたものの、その後の会見では「次はない」とダイレクトリマッチは否定。ユーチューバーのジェイク・ポール(米国)との対戦を示唆していた。
 だがSNSやネットで大バッシングが広がる中で心変わりしたのだろう。
 自身のXで「これ以上言うな。私は再戦を主張している」「再戦はもうすぐかもしれない…5月末とか」と連続投稿。5月にダイレクトリマッチに臨む姿勢を明かした。ESPNによると今回の世界戦の契約には、デービスが負けた場合に備えて再戦条項が入っており、デービス陣営は、ドローだったが、その再戦条項の行使を決断した模様だという。注目の再戦になることは間違いない。

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