
朝倉未来は復帰決断の平本蓮欠場の5.4東京ドーム「RIZIN男祭り」で誰とやるのか…名乗りをあげた皇治に「1日に2試合やってもいい」と芦澤竜誠との異例のWヘッダーを提案
朝倉は、平本戦に備えて3部連を消化。「夜中に(体が)痛くて何回も起きる」ほどのハードなトレーニング内容で体重はすでに73キロまで絞れていることを明かした。
「毎日、きつい練習をして自分の中で仕上がっている。1か月前に決まるので対戦相手の分析や対策の練習がなかなかできないが、まあ大丈夫です」
その自信が異例のWヘッダーの提案になったのか。
皇治は、さらにリポストし「ほなそれで試合決定で」と勝手に対戦を成立させてしまっていた。
だが、朝倉の復活祭に物言いをつけたファイターもいた。クレベル・コイケだ。
「朝倉が試合をやることは素晴らしい。でも私が本物。偽物じゃない。メイン(朝倉の試合)は偽物。大晦日で朝倉を待っている。偽物のベルトじゃなく、本物ベルトで」
早くも大晦日での対戦を熱望した。ただクレベル・コイケは、東京ドームで13戦無敗の強豪、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)との防衛戦をクリアしなければならない。
そして朝倉にとっては、クレベルよりも先に今回流れた平本へのリベンジがくるだろう。榊原CEOは、「男祭り」から先の話は封印したが、朝倉自身は、流れた平本戦の再戦の可能性について「もちろんやりたいですね」とも口にしている。
朝倉は、SNSのスレッズで欠場会見を行った平本が、自分への謝罪の言葉なかったことに関して「欠場で対戦相手に謝罪もないってどうなの。俺が欠場した側なら何言われてたことか」と書き込んでいた。この日、改めてそれについて聞くと「いんじゃないですか。そういう人間なんで」とあきれたような反応。
「オレも肩を痛めるかもしれないのでやめておきます」とあえて多くを語らなかったが、両者の因縁は続く。東京ドームで朝倉が復活を果たし、平本の怪我が順調に完治すれば、大晦日に再戦がもう一度セットされる可能性はあるだろう。
ただ朝倉は、ファンに平本へのリベンジの可能性が期待されるファイトを東京ドームで見せなければならない。
朝倉は、こう宣言した。
「強い姿をお見せしたい。負けることを恐れず、昔みたいに、狂気的に喧嘩ファイトをしたい」
ファンもそういうファイトを朝倉に求めている。