
オリオールズの菅野智之が3度目のOP登板で3回パーフェクト。いまだ防御率0.00だ(写真・AP/アフロ)
「菅野智之の1年19億円はお買い得だ」防御率0.00のオールドルーキーが怪我人続出のオリオールズの救世主?3回完全投球を監督は「両サイドへの素晴らしい制球力と生命力のある速球」と絶賛
これでオープン戦3試合(先発は2試合)で7イニングを投げ、被安打4、2四球、7奪三振でいまだ無失点。被打率はわずか.167に抑えている。地元メディアは、結果を出し続けて評価が急上昇の菅野を救世主として扱い始めた。
スポーツイラストレイテッド誌のオリオールズ版は「チームは35歳の日本人ベテランをエースとして契約したわけではない。しかし、少なくとも今シーズンの初めは、オリオールズは彼にそのような投球をさせる必要があるのかもしれない。菅野は1年1300万ドル(約19億1000万円)で契約を結んだが、お買い得に見え始めている」と報じた。
実は、2年連続でポストシーズンに進出するなど、強豪のオリオールズだが、先発投手陣が窮地に陥っている。昨季13勝をあげたロドリゲスが右肘を痛めて負傷リストに入り、トレバー・ロジャースも、右膝の脱臼で開幕に間に合いそうにない。昨季メジャーデビューを果たしたチェイス・マクダーモットも膝の負傷により予定より復帰が遅れている。昨シーズンのトレードデッドラインでチームに加わったザック・エフリンを筆頭に、メジャー20年の41歳のベテラン左腕チャーリー・モートン、ディーン・クレマーに続く第4番の先発として菅野が浮上してきた。
前出の「プレスボックス」は、菅野の「状態は70、80%。全体的にチームと毎日素晴らしい一日を過ごせている。みんな歓迎してくれ、毎日を楽しんでいる」とのコメントを紹介している。
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