
ドジャース大谷翔平が有料公開練習に登場。約1万人のファンが東京ドームに詰めかけ異様な熱気(写真・AP/アフロ)
大谷翔平フィーバーで大熱狂のドーム有料公開練習で“MVP男”フリーマンが異常行動…「普段は狙わないが柵越えを打たなきゃいけないと思った」…8歳息子にまで声援で刺激受ける
オレンジカウンティレジスター紙が伝えたのは、“MVP男”フリーマンの異常行動だ。フリーマンは、8歳の息子のチャーリー君を今回の遠征に帯同させ、この日の公開練習にも、可愛いユニホームを着た息子と一緒にフィールドに登場したが、その姿を見つけたファンは、「チャーリー君」の名前を叫んだ。
フリーマンは「彼はその一秒一秒を愛していたに違いない」と、息子にとってもかけがえのない経験になったことを喜んだ。
大谷は、室内調整のため屋外での打撃練習はしなかったが、フリーマンら主力は、フリーバッティングで特大の柵越えを連発させてファンの喝采を受けた。スタンドに放り込む度に起きる声援にこたえてガッツポーズを返す選手も少なくなかった。その中でフリーマンは、あえて柵越えを狙うという異常行動に走っていた。
「普段はバッティング練習でホームランは狙わないけど、今日は打たなきゃいけないと感じたんだ」
ベテランのフリーマンですら、そういう衝動にかき立てるほどの異常な熱狂が大谷、山本由伸、佐々木朗希ら迎えた東京ドームにはあったのだ。
「かなりクールだった。素晴らしい経験だ。練習でスタジアムはほぼ満員だったんだ」
この東京ドームの異様な空気がカブス戦でのパワーに変わるのか、それとも力みというプレッシャーになってしまうのか。
MLB公式サイトによると「ここ東京でプレーすることには大きな意味がある」と語ったロバーツ監督は、日本に到着して以来、大谷、山本、佐々木の態度が真剣になったことを指摘した。ロバーツ監督は「彼らは母国への帰省を楽しんでいる一方で自分たちにはやるべき仕事があることにも気づいている」と分析していたという。ドジャースは今日15日に巨人、明日16日に阪神とエキシビションゲームを行う。
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