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才木浩人がリベンジの大谷翔平斬り…世界一ドジャースを5回1安打無失点に抑えた(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
才木浩人がリベンジの大谷翔平斬り…世界一ドジャースを5回1安打無失点に抑えた(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「ごめんね。阪神タイガース。才木浩人の未来(チーム)はドジャースだ」大谷翔平から三振を奪いリベンジを果たした阪神の才木をロバーツ監督が称賛し米メディアは緊急特集

 ロバーツ監督は、試合後の会見で才木に最大級の評価を与えた。
「才木投手に関してはもうメジャー級だった。ストレート、スピリットも良かったし、コントロールも良かった」
 米スポーツサイト「エッセンシャリ・スポーツ」は「タイガースの26歳の天才が東京シリーズでドジャースと大谷翔平を圧倒しファンを熱狂させる」との見出しを取り、才木の緊急特集記事を組んだ。
「才木は大声で世界へ自己紹介をした」と同サイトは才木の簡単な経歴まで紹介し「ただ投げるだけでなく才木はメッセージを送った。スター選手が揃うドジャース打線を前に彼は動じることなく立っていた。大谷もフリーマンも問題ではなかった。彼のストレートは焼けるように熱くなり、スライダーは踊り、LAのスラッガーは迷っているように見えた。たまたまではない。彼は支配したのた。才木の名は単に記憶に残るのはなく野球界でも忘れられない名となったことを否定できない」
 奪三振が増える度に東京ドームのネット裏に陣取っていたMLBスカウトが「メモを取るようになった」とも伝えた。
 そして同サイトは「“メジャーリーガーになれる”という言葉は単なる誇大広告ではなく、それが起きるのを待つ予測だ」として、こう続けた。
「ごめんね、阪神タイガース。才木の未来(のチーム)はドジャースだ」
 同サイトは「それは夢ではない。大リーグへの片道切符。ドジャースには、大谷、山本由伸、前田健太など国際的なエリート選手を獲得してきた歴史がある。資金も問題はない。才木の東京シリーズでの活躍が何かを証明しているとすれば、それは日本が彼をそう長くは引き留めることができないということだ」とまで推測した。
 才木は、昨年オフの契約更改で初めて球団に将来的にメジャーに挑戦したい意向があることを伝えた。「28、29歳で」と挑戦時期まで明かしている。
 海外FAは、2030年のオフだが、阪神は、藤波晋太郎、青柳晃洋と、ポスティングによるメジャー移籍を認めており、海外FA取得の前にメジャー挑戦を認める可能性が高い。才木がメジャーの市場に出れば、豊富な資金力を誇り、世界一になっても積極的な補強に歯止めをかけることのないドジャースが、そう遠くない未来に、大谷、山本、佐々木朗希に続く4人目のローテーとして才木の獲得に乗り出しても不思議ではない。すでに東京シリーズが大成句を収めているようにドジャースは、日本で公式ファンクラブを立ち上げるなど、スポンサーも含めて、さらなる日本へのマーケット進出を拡大しようとしている。
 阪神は見せてはならない最終兵器をメジャーリーグに披露してしまったようである。

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