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カブスの今永昇太が4回をノーヒットに抑えるも69球で降板しその後ドジャースに逆転を許す(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
カブスの今永昇太が4回をノーヒットに抑えるも69球で降板しその後ドジャースに逆転を許す(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

日米で物議!「なぜ今永昇太は大谷翔平斬りの無安打で4回に交代したのか」とシカゴ地元局も焦点…交代裏目の逆転負けでも指揮官「70球メド」説明に理解を示す声も

 日本だけではなく、米地元シカゴでも、この今永のノーヒット降板が話題となった。地元メディアも今永の降板にフォーカスした記事を掲載した。
 シカゴの地元スポーツ放送局「マーキースポーツネットワーク」は「なぜ今永はカブスの敗戦で4イニングしか投げなかったのか?カウンセル監督によると」との見出しを取って、この問題について報じた。
「カブスファンはユニークなタイミングで開催された歴史的な東京シリーズでカウンセル監督の今永の起用法を目にすることになった。31歳の左腕はドジャース相手に4回無安打で69球を投げ、カブスが1-0とリードしているところで交代した。パフォーマンスと同様に日程が影響した。まだ3月中旬。今永、そしてこのシリーズで投げる残りの投手たちは、まだ7月や8月のような投球ができる準備が整っていない」
 そう説明して前出のカウンセル監督のコメントを紹介した。
 同局は「層の厚いドジャースのロースター陣は戦略的に今永に球数を投げさせた。今永は山本と投げ合うことで無失点に抑えることが重要なものになることが分かっていたため、ドジャースが与えてくるダメージを限定させようとし、結果として、今永のMLBの先発で過去最多となる四球数につながった。それが彼の投球数を積み上げることにもなった」とも記して、ドジャース打線の戦略と、今永の心理の駆け引きの結果、球数が増えて4回という早期降板につながったと分析した。
 同じく米カブス専門サイト「ブリ―チャーネーション」も、この今永の交代問題を取り上げた。こちらは「わずか4イニングで今永を下げたことは理解できる」と物議を醸したカウンセル監督の采配を支持した。
「(その起用法を)不安視するのはまだ早い。選手を無理に使うのは、まだ早すぎるという意味だ。この開幕戦は、普段よりも2週間早い。今永に、この試合でアドレナリンを加えた状態で、75球以上を投げさせることは、特に制球に問題を抱えていただけに完全に軽率な動きだろう」

 

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