
日米で物議!「なぜ今永昇太は大谷翔平斬りの無安打で4回に交代したのか」とシカゴ地元局も焦点…交代裏目の逆転負けでも指揮官「70球メド」説明に理解を示す声も
一部では「75球、もう1イニングを投げさせるべきでは?」の意見もあったが、同サイトは、その危険性を訴えた。
「ブラウンは、長い5回を投げ、そして6回も続投した。カブスが今永からブラウンのセットでこの試合を計画していたのは明白だ。我々はそれがいいアイデアなのか、そうでないのかを議論することはできるが、そこに4イニング後に何であれ70球に近づいたために今永を降板させるという(当初のカウンセル監督の)アイデアに(今永の無安打投球という要素が)加わることになった」
同サイトはカウンセル監督のコメントを紹介しつつ「(カウンセル監督の)考えはシーズン全体を通し、現状の日程からベストのものだ。今永が5回にマウンドに登ったとして、その回を抑えられたかは分からない。状況をすべて考慮した上で70球に近づいた彼の降板に異議は唱えられない。今永も納得することのできる降板。議論はそれくらいにしておけないだろうか。結果は望んでいたものではなかったが、シーズンを考えたプロセスは理解できる」と主張した。
同記事には米カブスファンからのコメントが寄せられている。
「シーズン最初の典型的な過剰反応だ」とカウンセル監督の采配を批判するものもあったが、「この記事は書く必要がなかった。誰もが今日の先発が長い回にならないことを知っていた」「今永はローテーの中心選手として期待されている。一年を通して健康である必要がある」「交代を疑問に思っている人は誰かいるの?通常の開幕戦よりも2週間近く早いし、このシリーズの後に1週間以上休めるフルブルペンがいるんだ」などと、理解を示す意見が多かった。
ファンの反応にも日米の野球と同様に違いがあった。
今永は、「いいゲームをする、試合に勝つ、という2つのミッションのうち、ひとつはでき、ひとつはできなかった。アメリカに帰ってまたチャレンジしたい。ただストレートに関してはもの凄く手応えがあった。真っ直ぐの最低ラインを保っていれば、自信をもって投げられると勉強になった」と、前向きな発言。
メジャー1年目に15勝3敗、防御率2.91の好成績を残した今永の今季に2年目のジンクスの壁がなさそうなことだけは確かである。