
「大谷翔平の姿を見るチケットは309万円まで跳ね上がった!」韓国メディアは昨年のソウルシリーズを上回った東京シリーズのチケット狂騒曲に注目
昨シーズンのソウルシリーズも、大きなフィーバーを巻き起こした。もともとは韓国出身のスーパースター、キム・ハソン(29、現レイズ)が所属するパドレスにスポットライトがあたっていた状況で、対戦相手のドジャースに2023年のWBCで日本の世界一奪回に貢献した大谷が加入した相乗効果が起こったからだ。
迎えた今シーズンは、大谷が放つスケールがさらにはね上がった。打者に専念した移籍1年目で54本塁打、59盗塁と前人未到の「50-50」を達成。自身初となるポストシーズンも勝ち抜いて悲願のワールドシリーズ制覇も成し遂げ、さらに2年連続3度目のMVPも受賞。歴史に残るスーパースターとしての凱旋になった
東京での開幕シリーズを前にして、MLBの公式サイトにドジャースが誇るMVPトリオの一人、フレディ・フリーマン(35)のコメントが掲載された。
「楽しみにしている。韓国の10倍すごいことになるだろう」
韓国とは、要は昨年3月のソウルシリーズを指す。これに敏感に反応したもうひとつの韓国三大紙『東亜日報』は、こんな反論を掲載している。
「なぜわざわざ比較する必要があるのだろうか」
これに対して、フリーマンも次のように説明している。
「なぜなら我々にはショウヘイ、ヨシ(山本)、ロウキ(佐々木朗希)が、そして対戦するカブスにもショウタ(今永)とセイヤ(鈴木誠也)がいるからね」
大谷の一挙手一投足から放たれる代役のきかない存在価値を認め、フィーバーぶりではかなわないと心の底では認めていた。それでも何かを言い返さなければ、おそらくは、気が済まなかった韓国メディアは、開幕戦を間近に控えた転売チケットを巡る狂騒曲を介して、昨シーズンとのあからさまな違いを伝えた。
山本の力投と2安打2得点の大谷の活躍で先勝したドジャースは、今日19日の第2戦で佐々木朗希(23)を注目のデビュー戦マウンドへ送る。