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ドジャースの大谷翔平がカブスとの東京シリーズ第2戦で記念すべき第1号を放つがファンに邪魔されビデオ検証が行われた(写真・AP/アフロ)
ドジャースの大谷翔平がカブスとの東京シリーズ第2戦で記念すべき第1号を放つがファンに邪魔されビデオ検証が行われた(写真・AP/アフロ)

カブス地元メディアが激怒!「あきれた判定だ」大谷翔平のファン妨害でリプレー検証となった今季1号が物議を醸す「審判は正しい判定をしたのか?」

 ドジャースの大谷翔平(30)が19日、東京ドームでのカブス戦で5回に今季1号を放ち佐々木朗希(23)が先発して3回を1失点に抑えたゲームに6-3で勝利した。だが、その1号は右中間のフェンス際の打球をファンが触ってフィールド内に跳ね返ってきたため、リプレー検証も行われ正式に本塁打と認められたにもかかわらず米メディアやファンの間で物議を醸すことになった。

 「しっかり入ると思ったけど、少し微妙な感じになって」

 4万2000人を超えるファンで埋まった東京ドームを震撼させたのは5回だった。ここまでレフトフライ、一塁ゴロに終わっていた大谷の第3打席。5-2で走者がない場面で、カウント2-2からカブスの2番手、ネート・ピアソンが真ん中低めに投じた159キロの快速球をガツンとすくいあげた。大谷は確信歩きで打球の行方を見守った。
 その右中間のフェンス際へ飛んだ際どい打球をファンがキャッチしようと試みた。だが、キャッチはできずに手に当たりフィールド内に跳ね返ってきた。塁審は本塁打の判定。大谷は笑顔でホームへ生還したが、カブスのクレイグ・カウンセル監督がリプレー検証を要求した。メジャーの野球規則にのっとり、ファンの妨害がなかったとしても打球はオーバーフェンスしていたと判断され、判定は変わらず「本塁打」。ベンチ内で結果を待った大谷はガッツポーズをして開幕8打席目でのメジャーのキャリアで最速となる今季1号を喜んだ。
 試合後にヒーローインタビューに指名された大谷は、「勝ててうれしい。なんとか1本が出てホッとしている。(本塁打は)しっかり入ると思ったけど、少し微妙な感じになって。でも打ててよかった」と振り返った。
 だが、この“疑惑”の本塁打は、米のSNSやネット上で物議を醸した。
 FOXスポーツは公式Xにフェンス際の打球を2つの角度から追いかけた映像の動画を添付して「ホームラン判定に賛成しますか?」とポストした。そこにはファンから様々な意見が寄せられている。
「これは他の選手なら二塁打だ。クレイジーと言われても仕方ない」
「明らかなファンの干渉だ」「大谷だから違う結果に?」「大谷ルールを作るのはやめろ」「ドジャースだから忖度したんだ」
 本塁打を認めない声がある一方で「打球はフェンスを越えていくところだった。ホームランだ」「彼らは本塁打ををキャッチしようとしていただけだ」「正しい判定だ」と審判の判断を支持する意見も少なくなかった。
 本塁打か、二塁打か、まさに賛否が分かれた。
 米ヤフースポーツは「大谷の今季初本塁打はファンがボールを妨害したとみられ物議を醸す」との見出しを取り、この問題を取り上げ、「ドジャースがカブスに6-3で勝利した際に、大谷が今シーズン初本塁打を放った.…そうだったのでしょうか?」と疑問を投げかけた。

 

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