• HOME
  • 記事
  • 野球
  • カブス地元メディアが激怒!「あきれた判定だ」大谷翔平のファン妨害でリプレー検証となった今季1号が物議を醸す「審判は正しい判定をしたのか?」
ドジャースの大谷翔平がカブスとの東京シリーズ第2戦で記念すべき第1号を放つがファンに邪魔されビデオ検証が行われた(写真・AP/アフロ)
ドジャースの大谷翔平がカブスとの東京シリーズ第2戦で記念すべき第1号を放つがファンに邪魔されビデオ検証が行われた(写真・AP/アフロ)

カブス地元メディアが激怒!「あきれた判定だ」大谷翔平のファン妨害でリプレー検証となった今季1号が物議を醸す「審判は正しい判定をしたのか?」

 NBCフィラデルフィア局も「ドジャースのスター、大谷が物議を醸す裁定で今季初本塁打を放つ」との見出しをとり、「ファンが手を伸ばしてボールをキャッチしようとしたように見えたが、リプレーでフィールド上で本塁打の判定が確認された。しかし、この打球は物議を醸したわけではなくファンが右中間の壁を越えてボールをキャッチしようとしたが失敗に終わった」と報じた。
 同メディアも動画を張り付けて「このプレーを詳しく見てみましょう」と判断をファンに委ねた。
 一方で本塁打判定に真っ向批判を展開したのがシカゴの地元メディア「ブリ―チャーネーション」だ。
「(敗戦の中で)最悪なことは、あの大谷のホームランが本塁打でなかったのが明らかだったことだ。何らかの共謀がないと考えることは難しい」と、審判がドジャースに忖度したという疑念さえ記して猛烈批判。
 映像を添付し、「悪いアングルからのリプレーでさえ、ファンがどれだけの距離で手を伸ばし、どれだけフェンスに近くに位置し(ファンが触っていなければ)ボールの軌道が絶対にフェンスを越えていないということが簡単に分かる。あきれた判定だ」と審判の判定に異論を投げかけた。
 一番近くで打球を追いかけたカブスのセンターPCAは、跳ね返ってきた大谷のホームランボールをスタンドへ投げ返している。AP通信によると、PCAは、本塁打の判定を疑わしいとは思っていたが、ホームランボールが10歳の少年の手に渡ったと聞いて「それは嬉しいね」とコメントしている。
 試合後、ロバーツ監督は、大谷の凱旋アーチをこう称賛した。
「もはや驚きじゃない。ショウヘイは、パンツを履くときは、私達と同じで片足ずつ履くだろう(同じ人間の意味)。(世界に)スーパースターがいるとすれば、ショウヘイは、まさにスーパーヒーローだ。最大のゲーム、最大の瞬間に、彼は期待に応えてくれる」
 こういう論争が起きるのも、前人未到の「50‐50」を成し遂げて、3度目のMVPを獲得した大谷が、もはや日米の垣根を超えて世界的なスーパースターになっているからこそ。
 前出の米ヤフースポーツ、こんな風に“疑惑の本塁打論争”をまとめている。
「カブスファンはその決定に失望するかもしれないが、それは素晴らしい野球の瞬間になった。大谷の打球を審判が本塁打と認めた後にファンは歓声を上げた。このプレーは、東京シリーズの明確なハイライトであり、大谷が再びナ・リーグMVPを受賞する最大の脅威であることを思い出させてくれた」
 大谷らドジャース軍団は試合後すぐにチャーター機に米国へ旅立った

関連記事一覧