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角田の日本GPでのレッドブル昇格の可能性は?(写真・AP/アフロ)
角田の日本GPでのレッドブル昇格の可能性は?(写真・AP/アフロ)

噂の真偽!角田裕毅の日本GPでのレッドブル昇格は本当にあるのか…ローソンの大不振で「100%準備できています」

 レッドブルは以前にも何度かシーズン中にドライバーを変更している。2016年にダニール・クビアトに替えてフェルスタッペンを昇格させたときは、ロシアGPを終えて4日後の5月5日だった。つまり、もし日本GPで交代する場合、3月23日に終えた中国GPの4日後となる3月27日(木)がひとつのポイントとなる。
 もうひとつの問題は、交代する場合、レッドブルの2つ目のシートに誰が収まるかだ。経験と実績を考えれば、角田だろう。もちろん、角田のチームメートのアイザック・ハジャーも候補のひとりだが、デビュー2戦でレッドブルへ移籍するのは、あまりにリスキーだろう。
 ただし、リスクは角田側にもある。現在のレッドブルはもはや王者ではなく、現在3番手か4番手のチーム。今年ここまでのレーシング・ブルズが5番手のチームであることを考えると、角田がシーズン中に移籍するのは困難だというリスクを冒してまで、レッドブルからの要請を受けて移籍する明らかなメリットは見当たらないからだ。
 それでも、角田は言う。
「RB21は運転したことがないので、正直わかりません。昨年のマシンをアブダビでテストしましたが、そのときマックス(・フェルスタッペン)とは一緒に走っていないので、彼とのペース差もわかりません。でも、レッドブルのマシンが扱いづらいとか違和感はありませんでした。ドライバーはいつだって、マシンに応じた走り方を求められます。(レッドブルのマシンに乗りたいかと問われれば)100%乗りたいです。だってより速いマシンだから。僕はいま、好調ですし、100%準備はできています」
 日本GPを前に、角田に「サクラサク」の通知はレッドブルから届くのだろうか。
(文責・尾張正博/モータージャーナリスト)

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