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ONEのチャトリCEOが暴言を撤回&っ謝罪したが、海人の所属ジムは納得せずに激怒
ONEのチャトリCEOが暴言を撤回&っ謝罪したが、海人の所属ジムは納得せずに激怒

「直接謝罪して頭を下げろ! 1番大事な事をすり替えるな」ONEのチャトリCEOが海人への“暴言”を撤回&謝罪したが矛盾点のある声明文に所属ジムが納得せず激怒

 しかも、この規定時間を守らない場合、失格となるルールのことをONEに問い詰めると「今度は訳のわからない新しいルールをその場で言い出した」という。
「制限時間を過ぎても何時になってもハイドレーションテストをクリアしたら交渉できると。 その場で勝手に都合のいいルールを作るというありえない事を言い出したんです。そんな事がまかり通るなら、それはプロ選手でもなければ、プロの団体でもないんです。その辺で喧嘩している人と同じなんです。そんな最初からやる気もない、プロとしての自覚もない彼と世界のトップ同士が闘う事を楽しみにしてくれているファンの方に中途半端な形でお見せする事も失礼ですし、そんな彼と闘う意味もないので、こちらはお断りしました」
 海人側は、運営サイドにも不信感を抱き、キャッチウエイトでの試合実施に合意しなかったのも当然だろう。
 そしてチャトリCEOが会見で「ファイトマネーを全部(海人が)もらった」とした発言も、声明文で「グレゴリアンのファイトマネーの総額の20%を没収して海人に渡る」とした部分に関しても、「チャトリの言うお金も1円も支払ってももらってないです」と明かした。
 そしてポストの最後を怒りの言葉で締めくくっている。
「海人は覚悟を持って今回この決断に至りました。心無い言葉もたくさん言われています。 海人がおこなった失敗では無く、グレゴリアン、ONE、チャトリ、そちらのミスで起こった事です。 海人に謝罪するのなら海人に直接謝罪して、頭を下げろ! そして1番大事な事をすり替えるな」
 ONEは、声明文に「アスリートの安全性において世界最高水準の基準を持っています。これはF1、NBA、MLB、プレミアリーグなどの世界最大のスポーツ団体と同等のレベルです。実際、ONEは医療プロセスとアスリートの健康管理に、他の99%の格闘技団体がイベント全体にかける費用よりも多くの資金を投じています」と付け加え、いくつかのルールを箇条書きにしてきた。
 だが、そもそも団体の最高トップが最も重要な約束事である計量についてないがしろにするような問題発言をし、それを撤回したとはいえ、声明文でなお「体重オーバーが1ポンド(約454グラム)未満の場合」のキャッチウエイトでの試合実施があたかも常識のような一文を加えるのは言語道断である。
 興行だから体重超過でのキャッチウエイトでの試合実施はボクシングの世界戦でもあることだが、それはあくでも特例措置。原則アウトであることを格闘団体のトップが訴えなくてどうするのか。チャトリCEOは、海人サイドに直接謝罪すると同時に、もう一度記者会見を開き、当日の経緯と、選手の安全、健康に対する考え方をしっかりと説明せねばならないだろう。これは団体の存続にもかかわる重要事項であることを理解しているのだろうか。

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