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角田裕毅の日本GPからのレッドブル昇格が決定?!(写真・AP/アフロ)
角田裕毅の日本GPからのレッドブル昇格が決定?!(写真・AP/アフロ)

F1角田裕毅の日本GPからのレッドブル昇格決定を欧州の信頼性高いメディアが続々報道…正式発表のXデーでは27日(日本時間28日)か

F1レーシングブルズの角田裕毅(24)が、4月4日に鈴鹿で開幕する日本GPからからリアム・ローソン(23)と交代で親チームのレッドブルに緊急昇格することが決定したと、オランダの「リングルガー」、「テレグラフ」、英の「スカイスポーツ」という信頼性の高いメディアが断定的に報じた。  スカイスポーツは、「レッドブルがわずか2レースで来週の日本GPからローソンを角田に交代することを決めた」との見出しを取り「ローソンが最初の2レースでRB21(レッドブルの新マシン)に苦戦したことで、突然、先週末までの成績が予想外だった角田が再評価され、ついにホームの鈴鹿からトップチームへ昇格するチャンスをつかむことになった」と伝えた。  角田は、レッドブルで総合4連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(オランダ)の6人目の相棒になる。ただレッドブルは、正式なコメントを出しておらず。26日(日本時間27日)の発表はないという。

 ホンダのプッシュも影響?!

 レッドブルは、昨年12月にセルヒオ・ペレス(メキシコ)との契約を解除し、後任のシートにRB(現レーシングブルズ)からローソンを昇格させた。4シーズンで87レースに出場経験のある角田に比べて、ローソンは昨シーズンの途中にF1に昇格したばかりで、しかも、“直接対決”では、角田の成績が上回っていた。しかし、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナー氏は、ローソンの精神力の強さを高く評価して角田ではなくローソンを選んだ。
 だが、そのローソンは開幕戦となるオーストラリアGPで予選18位、決勝ではリタイア、続く中国GPでも、予選が最下位の20位、決勝が12位と大不振で、ポイント争いにも参戦できなかった。
 一方の角田は、オーストラリアGPは予選5位で決勝が12位、続く中国GPは9位で予選を通過しスプリントレースでは6位に入賞してポイントを獲得した。決勝ではマシン破損のトラブルで19位に終わったが、同メディアは「角田はレーシングブルズのマシンで予選で3度のトップ10入りを果たし、驚くほど好調なレースパフォーマンスを披露している」とし、レッドブルのトップアドバイザーであるヘルムート・マルコ氏の「裕毅は以前とは違う裕毅だ」というコメントを紹介した。
 角田は、アブダビでの合同テストで、1日だけだが、レッドブルのマシンにも乗っていてその適性も評価されていた。
 オランダ「テレグラフ」によると、25日(日本時間26日)に主要株主であるチャラーム・ユービディヤ氏が住むドバイでレッドブルの緊急首脳会議が開かれた。「レッドブルのエンジンサプライヤーのホンダも今回の昇格に関与している。日本のメーカーは、角田を財政的にもサポートしており、レッドブルにとっては財政的に興味深い取引となっている」と分析した。
 またレッドブルのマルコ氏は、27日(日本時間28日)にレッドブルの本拠地がある英国ミルトンキーンズで、別の首脳会談が開かれることを明かしており、ここでなんらかの発表が行われる可能性が高いという。
 レッドブルは過去にもシーズン中にドライバーを変更している。2016年にダニール・クビアトに替えてフェルスタッペンを昇格させた際のタイミングは、ロシアGPが終わった4日後の5月5日だった。レッドブルがそのタイムスケジュールを踏襲するとすれば、中国GPから4日後にあたる、この27日が正式発表のXデーになるのかもしれない。日本のF1ファンは正式発表と共に鈴鹿でレッドブルのマシンで大暴れする角田の姿を心待ちにしている。

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