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佐々木朗希がドジャースタジアムで全米ホロ苦デビュー(写真・アフロ)
佐々木朗希がドジャースタジアムで全米ホロ苦デビュー(写真・アフロ)

「3Aへ行け。まだメジャーで投げる準備はできていない」佐々木朗希の大乱調降板劇に全米のSNSは批判と擁護の声が真っ二つ

 また米スポーツサイト「エッセンシャリ―スポーツ」も「佐々木のドジャーススタジアムデビュー戦が、突然終了すると、ファンは複雑な感情でいっぱいになった。マウンドで大々的に宣伝された有望選手を目の当たりにしたときの興奮は明らかだったが、序盤の苦戦は多くの人が、何が悪かったのかと疑問に思った。SNSは佐々木のデビューが予想外の展開を遂げていることで反響を呼んだ」として、SNSのファンの反応を紹介している。
 USAトウディ紙の敏腕記者、ボブ・ナイチンゲール氏の投稿へのリポストをいくつか紹介していて「驚きではない。オフから武器がないことはわかっていた」「ストライクを投げろ!」との批判の声には、こう解説をつけた。
「フラストレーションが溜まるのは理解できる。特に選手の誇大宣伝がすぐに結果に見合わない場合は。しかし、佐々木のようなポテンシャルを持つ選手にそんなに早くタオルを投げ込むのは時期尚早だ。序盤の苦戦は、多くの大型ルーキーに共通しており、何度かの荒れた試合が選手のキャリア全体を決定づけるわけではない」
 そうフォローした。
また山本由伸の昨年と比較する意見も多くあった。
「驚いてはいない。昨年の山本がどれだけ洗練されていたかと比べると彼は未熟だし、山本も最初は少し苦戦していた。彼は大丈夫だろう。ここで過剰反応する必要はない」
「山本の最初の試合を覚えていますか。ロウキは時間をかけて自信をつけていきます。そして素晴らしい選手になるでしょう」
「心配はしていない」
 山本も昨年のデビュー戦となった開幕のソウルシリーズでは大炎上するなど、メジャーのボールや環境、ピッチクロックなどのルールへ対応するためスタートには苦労した。   
ロバーツ監督も東京シリーズの記者会見で、山本と比較して、ストライクゾーンで勝負できるまで時間がかかったことを明かしている。
同サイトは、「多くの海外から来た投手がMLBに適応するのに時間が必要なため、これは妥当な見方だ。自信は経験を重ねることで築かれることが多く、佐々木の初期の苦しみは将来の成功の基盤となる可能性が非常に高い。彼がコントロールを改善し、MLBの打者に慣れることができれば、高い期待に応えられる可能性は十分にある。時間が経てばわかることだが、多くのファンは佐々木のポテンシャルがすぐに輝くことにかけている」と、2試合乱調が続いた佐々木に好意的な見解を述べた。
そして「佐々木のMLBでの旅は始まったばかり。彼が誰もが望むエースになるかどうかは別としてファンは彼に勢いを見つけるための時間とスペースを与えるべき」とファンに呼びかけた。佐々木は4月4日からの敵地でのフィリーズ3連戦で3度目の先発マウンドに上がる予定となっている。

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