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佐々木朗希がドジャースタジアムで全米ホロ苦デビュー(写真・アフロ)
佐々木朗希がドジャースタジアムで全米ホロ苦デビュー(写真・アフロ)

「佐々木朗希は今すぐスターになれないが…」米メディアが指摘した大乱調の4つの論点…ロバーツ監督に登板後ベンチ裏から引き戻されたこと、制球難、3キロ低下の平均球速、スプリット不調

「スポーツネットLA」によると、試合後、囲み会見に応じた佐々木は、こう大乱調を自己分析している。
「技術的なところでコントロールしきれなかった。ストレートも、フォークも、スライダーがかろうじて少しよかったくらいで、それ以外は全体的にスピードもコントロールもよくなかった。特に変な緊張もなく挑めてはいたが、自分の技術不足」
 そして次回登板に向けては「良かったり、悪かったり、自分の中で悩みもあります。練習でできても試合でうまくいかなかったりとか日々新しい課題が出てくるので、そこに向き合ってやっていくしかない」と口にしている。
 そしてロバーツ監督も「今は新たな環境でアピールしている状態でまだ波に乗れていないだけ。我々は信じ続けている。これは(成長への)プロセス。深く考えることはせずサポートもし続ける」と悲観論を封じこめた。
 ロサンゼルスタイムズ紙は、「今すぐにスターにはなれない。だがドジャースは彼一人を必要としていない」という見出しを取って、見守る論調で、今後に向けての見解を示している。
「佐々木のスタートが不振に終わったことはドジャースにとっては最小限の影響しかない。佐々木が慣れるためにあと2、3回の先発が必要ならドジャースは彼にそれを与える余裕がある。彼がマイナーリーグで投球を磨くのに時間を費やす必要があるなら、ドジャースは彼の不在をカバーするだけの厚みを持っている。ドジャースは、彼がいてもいなくてもワールドシリーズを制覇することができ、チャンピオンシップへの野望を損なうことなく彼を長期的なプロジェクトとして扱う余裕がある」
 これが佐々木を取り巻くドジャースの現状だろう。
 ただ同紙は最後に昨年の同時期に「新進気鋭のスターと見られていた」ボビー・ミラーがその後パフォーマンスが低下して故障も発生て、今シーズンはトリプルAスタートとなっていることを付け加えている。佐々木は、4月4日からの敵地でのフィリーズ3連戦で3度目の先発予定となっている。

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