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レッドブルでマックス・フェルスタッペン(左)とコンビを組んでいたセルジオ・ペレス(右)に声をかけていた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルでマックス・フェルスタッペン(左)とコンビを組んでいたセルジオ・ペレス(右)に声をかけていた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

飛び交う臆測?!角田裕毅を緊急昇格させたレッドブルが契約解除したセルジオ・ペレスと極秘接触していた…第一候補だったのか、角田の“保険”か、フェルスタッペンの後釜か?

 F1の日本GP(4日-6日、鈴鹿サーキット)前に角田裕毅(24)を緊急昇格させたレッドブルが、昨年まで所属していたセルジオ・ペレス(35、メキシコ)と極秘接触していたとドイツメディアが30日に報じた。同チームのヘルムート・マルコ・モータースポーツアドバイザー (81)が、GP優勝6度のペレスとのコンタクトを認めた。姉妹チームのレーシングブルズへ降格させたリアム・ローソン(23、ニュージーランド)の後任候補だったのか、それとも角田の“保険”なのかと、さまざまな憶測を呼んでいる。

 ドイツメディアが報じる

 日本GPを前にして、レッドブルの水面下の動きが明らかになった。
 同チームのモータースポーツアドバイザーを務めるマルコ氏と、契約を2年残しながら昨年限りで解雇されたペレスの極秘接触。ドイツメディアの『THURINGEN24』は、ローソンの降格決定後に起こった動きを「意外な展開」と報じた。
「わずか2レースでレッドブルを退団させられたリアム・ローソンの一件が、歴史に残る異例の早期交代としてF1の世界を騒がせ続けている。ローソンに代わる勝者として角田裕毅が決まった一方で、我々はレッドブルのアドバイサーを務めるマルコ氏がペレスとコンタクトを取ったことを確認した」
 ペレスは2021シーズンからレッドブルに所属。通算6度のGP優勝のうち5度をレッドブルで達成し、昨シーズンも第4戦の日本GPを含む3度も2位でフィニッシュ。いずれのGPでも絶対的なエースドライバー、マックス・フェルスタッペン(27、オランダ)との1、2フィニッシュを実現させた。
 昨年6月には2026シーズンまで契約を2年延長したが、同時に調子が急降下。優勝なしのままシーズンを終えた同12月に、レッドブルからの離脱が発表された。契約延長から半年後の異例の退団に対して、ペレス側が違約金としてF1レーサーとしての2年分の報酬を要求。レッドブル側もこれを受け入れた。
 ペレスのプライドの高さも相まって、レッドブルからの離脱はケンカ別れに映った。しかし、実際には違ったと先述の『THURINGEN24』は伝えている。
「レッドブルのシートを巡る今回の騒動は、ペレスが離脱させられた昨年末に始まった。しかし、あくまでも表向きだが、ペレスと接触をもったと認めたマルコ氏の間には、現時点で険悪な雰囲気は漂っていない。しかし、メキシコが誇るスタードライバーは、いま現在の展開を見ながら、内心ではおそらく笑っているはずだ」
 開幕2戦でシートが空いた状況で、2人の間でどのような会話が交わされていたのか。同メディアの直撃に、マルコ氏はごく短い言葉を残している。
「私たちはテキーラについて話しただけだ」
 ペレスが所属している間に、レッドブルはメキシコを代表するテキーラブランド、パトロンテキーラとパートナーシップ契約を締結。離脱する直前に開催されたレッドブルの公式イベントでは、ペレスが日本円で1本あたり約2万9000円もする高級テキーラをスタッフ全員へ2000本、総額5800万円分を贈呈している。

 

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