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中日の井上監督の采配がズバズバ的中(資料写真・黒田史夫)
中日の井上監督の采配がズバズバ的中(資料写真・黒田史夫)

「なんで4番にバントをさせちゃダメなの?」中日が井上監督の“神采配”で巨人の連勝をストップ…「ヤバイ。アウトやろ?でまさかのプレー」直後にセーフティースクイズ

 井上監督が石川へのバントのサインの意図をこう説明した。
「なんで4番にバントさせちゃダメなの?というものを持ちつつ1年を通してやりたい。1点でも欲しいという泥臭い野球をやりたい」
 そして批判の声を先回りしてこう封じた。
「なんだ、その小さい野球は?と誰かに言われるかもしれないが、それが点数を取るための僕の中でのこだわりなので。そこに悔いとかありません」
 2回の先取点にも勝負の綾があった。先頭の石川がライトオーバーの二塁打で出塁すると、5番のカリステにバントで送らせた。そして中田のドンづまりのショートゴロで石川が先制ホームを踏んだ。巨人の門脇は一死三塁で前進守備を取っていなかった。序盤の大量失点を避けるため1点OKの守備隊形はセオリーではある。まして巨人はヤクルトとの3連戦で計21点を奪い、開幕戦では5点差をひっくり返している。
 だが、中日の先発、新外国人のマラーと井上の出来を考えると、1点勝負の展開を予想して、ここで前進守備を敷いていてもおかしくはなかった。もし前を守っていれば、ホームへの突入は難しかっただろう。
 昨季中日は巨人に9勝15敗1分と大きく負け越した。
 巨人は先取点を奪ったゲームで60勝15敗3分と圧倒的な強さを見せた。それが今季は中日から絶対 守護神のマルティネスを“強奪”したことでブルペンの充実でさらにスケールアップ。6回までにリードを与えると巨人の勝利確率は鉄板に近くなることが想定された。つまり先取点を奪われることは対巨人では厳禁だ。
 一方で中日は昨季先取点を奪われた試合は19勝61敗2分と弱かった。打線に反撃力がなかったわけだが、井上監督は、序盤からまず1点を先に取る堅実な野球を巨人戦の戦術として頭にインプットしていた。
「先制させないためにどうしたらいいかを考えています。地道にコツコツと野球をすることが増えるかもしれませんね」
 沖縄キャンプでこう語っていた。
 まさにその“対巨人用野球”を遂行したのである。

 

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