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中日の井上監督の采配がズバズバ的中(資料写真・黒田史夫)
中日の井上監督の采配がズバズバ的中(資料写真・黒田史夫)

「なんで4番にバントをさせちゃダメなの?」中日が井上監督の“神采配”で巨人の連勝をストップ…「ヤバイ。アウトやろ?でまさかのプレー」直後にセーフティースクイズ

 新外国人マラーは巨人打線を圧倒した。4回に岡本に一発は浴びたが、最速154キロの角度のあるストレートを軸にカットボール、チェンジアップ、ナックルカーブで緩急もつけて力で抑え込んだ。要注意人物のキャベッジからも2三振。1打席目は高めのカット、2打席目はスライダーでバットに空を切らせた。だが、井上監督は5回で迷わずスイッチした。球数は97球だった。
 その理由をこう明かす。
「彼もプレッシャーだったと思う。5回になぜ代えたか。球数が増えてしまったので1年が長いことを考えた。疲れ、肩で息をする場面もあった。スパっと決断しました」
 6回は斎藤、そして7回には岩嵜を送る。連打を許しながらも粘り強く、その回を無失点に切り抜けた岩嵜が、その裏の勝ち越し舞台につなげて勝利投手となった。
 お立ち台で、ソフトバンク時代以来4年ぶりの勝利投手となった岩嵜が泣いた。
「すいません。4年前にドラゴンズ来て何もできてないので嬉しく思います」
 FAでソフトバンクに移籍した又吉克樹の人的補償で2022年からドラゴンズの一員となったが、右肘の手術などがあり、わずか1ホールドしか記録できていなかった右腕は、あふれるものをこらえきれなかった。
 岩嵜が手渡そうとしたウイニングボールを井上監督は「いやいやお前が持っておけ」と受け取らなかった。こういう人情采配も井上監督らしい。そしてこういうドラマはチームの結束力を高める。
 横浜DeNAとの開幕カードは1勝2敗で負け越したが、これで2勝2敗のタイに戻した。
「横浜で開幕して きたけど、ホームはまた特別。これだけのたくさんのファンが集まってくれて、みんなの士気も高まっていた。巨人も調子がいいので、そう簡単ではないなと思っていた」
 井上監督はホッとした表情を浮かべた。
 今日2日の 先発は柳で、対する巨人は広いバンテリンドームでの通算防御率が1点台と相性のいい山崎だ。
 柳は昨季開幕投手を任されたが、不調に陥りファームで過ごす時間が長く、4勝5敗の成績に終わっていた。昨季2軍監督だった井上監督は、その柳のもがき苦しむ姿をずっと見ていた。だからこそ柳の2025年のスタートにこう期待を寄せる。
「昨年、柳は『ふがいないシーズンを送ってしまった』ってことで秋のキャンプから一生懸命取り組んだ結果がオープン戦でも出ていた。明日の柳には期待しかない」
 立浪野球とは一味違う井上野球が続けてG倒をやってのけるのか。

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